日本の「照り焼き」はアメリカに乗っ取られているかも!?

■「照り焼き」ってどんな味を想像しますか?

「照り焼き」は日本で生まれた調理法です。照り焼きは海外での評判もよく、特にアメリカでの人気が高いです。また、和食が海外に渡るときには海外アレンジがつきもの。当然のごとく、アメリカでも照り焼きは独自の進化を遂げています。しかし、その進化の波はアメリカ国内に留まらず、母国の日本にも押し寄せているとのこと。あなたの食べてる照り焼きも、実は”アメリカ風テリヤキ”かもしれませんよ!

今日は、日本本来の照り焼きとアメリカ風テリヤキの違いについてお教えいたします!


■日本本来の照り焼き

照り焼きは、その名が示す通り焼くことで「照り」を出すための調理法です。基本の材料は、醤油・日本酒(またはみりん)・砂糖で、ブリやカジキ、カツオといったお魚や鶏肉に用いられることが多いです。とろっとした口当たりとつやつやと光る見た目が特徴的ですね。

■アメリカに渡ったTeriyaki

一方で照り焼きは、アメリカで”Teriyaki”として辞書に載っているほど定着しているようです。まず、アメリカにおけるTeriyakiファンの反応を見てみましょう。

「テリヤキソースをチキンにつけるの最高!」
「甘さと辛さが美味しいのよね」
「サーモンにも合うんだぜ」

こうした意見を眺めていて分かるのは、

1.ソースと化していてもはや焼いていない
2.甘辛ってことは、唐辛子入りなのか…?
3.魚のチョイスが海外っぽい

ということでしょう。実際、アメリカのテリヤキは醤油や砂糖のほかに、洋酒やニンニク・香辛料が加えられているほか、「テリヤキソース」という調味料と化して親しまれているようです。

■日本でもアメリカ風テリヤキが存在!?

薄味大国ニッポンですが、近年は食のグローバル化が進んでいるために濃い味も好かれ始めています。こうした流れを受けて、日本における照り焼きでも、照りと焼きを総無視した「ソース」を使って味付けがされていたり、唐辛子が混ぜられていたりすることが増えてきているようです。アメリカ風テリヤキが逆輸入されて、日本本来の照り焼きを侵略しつつあるのですね。

あなたの照り焼きのイメージは、日本風の味でしょうか、それともアメリカに侵略され気味でしょうか。ご意見お待ちしております!

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