どうして「猫舌」?猫舌を治すために必要なこと

出来立てアツアツの料理や飲み物。湯気が立つそれをいざ口に含もうとすると……アチチチチ!猫舌が邪魔をしてうまく食べられない(血涙)なんてことはありませんか?

今回はそんな猫舌の名前の由来から治し方まで、元祖猫舌の猫ちゃんに聞いてみたいと思います。

というわけで、猫ちゃんにお越しいただきました。猫舌について詳しく聞いてみたいと思います。

猫は暑いものとか食べニャいし飲まニャいです。

でも猫舌って言うじゃないですか……

汗腺ないんで人間みたいに汗かけニャいんですよ。肉球からちょっとだけ。ヒトは体毛がニャいから、その分汗流すらしいですね。

そうなんですか。知りませんでした。どうやって体温調節するんですか?

口を開けて呼吸することでしています。というわけで熱いものとかマヂ無理。

猫舌じゃん!!!

そんニャん言ったら他の生物だって猫舌ですよ。

なんで猫舌って言うんですかね?

猫が熱いものを摂取しニャいのを見てとか聞いたことありますけどねえ。ほら、猫って昔からとくに人間のそばで生活してきた生き物だから。

犬は……?

今でこそ室内犬が台頭してますけど、昔は犬って外で買われてたでしょ。猫のほうが室内にいることが多かったんじゃニャいですかねえ。

ところで私は猫舌なんですが。猫舌って個人差あるじゃないですか。あれ、なんででしょうね。口内の皮膚の厚さって、個人差少ないらしいんですけど。

あれ実はやり方があるらしいですよ。口の中でもっとも熱さに敏感ニャのは舌先で、唇も敏感ニャので、舌先や唇にあまり当たらないように食べると、そうでニャい場合に比べて熱さを感じにくいそうです。もちろん、金属より木製のスプーンのほうが熱さを感じにくいニャど、食器による違いもありますよね。

なんで知ってるんですか!?

便宜上、必要だったので。あとは、熱さにニャれているかどうかっていうのもあるみたいです。小さい頃から熱いものを食べニャれていると、熱さを感じにくくなるとか。

なるほど、手とかも熱いものを触りまくってると慣れてきたりしますもんね。

大人になるとマシにもニャるんですって。舌には熱さの刺激を和らげる「角化層」というものがあるんですが、これが大人になるにつれて厚くニャるからだそうです。

では、猫舌を治すにはどうしたらいいんでしょう?

唇と舌先が真っ先に当たらないように食べることと、熱いものを食べるのにニャれることでしょうね。かといって、無理して熱いものを食べようとすると火傷みたいな怪我につながりますから、気長に考えたら良いんじゃニャいでしょうか。

参考:猫舌の原因と改善方法

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