二日酔いの原因はアセトアルデヒド
今年も残すところあとわずかとなりました。この時期になると、本当は行きたくないのに社会人である以上参加しなければならない忘年会の嵐に頭を悩ませている方も多いでしょう。
その中でも一番気が重いのが二日酔い。二日酔いの原因となるのはアルコールを代謝する過程で生じるアセトアルデヒドという物質です。アセトアルデヒドには強い毒性があることがわかっており、こいつが体内に残っていることで二日酔いを引き起こすといわれています。
二日酔い予防には柿の葉茶
コンビニに行けば小瓶に入った二日酔い防止飲料が簡単に手に入る時代ではありますが、「効かない」「ネット上に危険な情報が怖い」と避けて通る方もいらっしゃるはず。というわけで敢えて今回は「柿の葉茶」をおすすめしてみたいと思います。
柿の葉茶は昔から酔い覚ましに使われてきました。昨今ではノンカフェインでビタミンCが豊富に含まれていることから美肌や健康に良いとして人気を博しています。血糖値の抑制効果もあるので、間接的には肥満予防にもなり得ると言えるでしょう。
この柿の茶葉、マウスを用いた実験ではありますが、アセトアルデヒドの生成を抑制する効果があることが実証されているんです。
柿の葉茶の有用性
実験ではマウスを用いて血中アセトアルデヒド濃度の観点から、二日酔い防止効果があるかどうかが調べられました。柿の葉茶に関しては市販の柿葉茶抽出濃縮物3gを熱湯100mlに溶かし、室温まで冷ましたものが使用されています。
エタノール投与前に柿の葉茶を投与したマウスとそうでないマウスにおいてエタノール投与後の血中アセトアルデヒド濃度を観測したところ、柿の茶葉を投与したマウスはそうでないマウスに比べて血中アセトアルデヒド濃度が低い結果となったのです。
柿の茶葉がアセトアルデヒドの生成を抑制したと考えられる…すなわち、アルコール摂取前に柿の葉茶を飲むことで二日酔い予防効果が期待できることがわかりました。
実験はあくまでマウスでの結果になりますが、これまで何をしても二日酔い防止効果が得られなかった…とお悩みの方は一度試してみてはいかがでしょうか。
何より忘年会の前にお茶でほっと一息することで、乗り気ではない飲み会前に「よし、頑張るか…」とモチベーションを再奮起させ、精神を安定する効果も望めるかもしれません(※実証されていません)。
ただし柿の葉茶に含まれるタンニンは過剰摂取により便秘や貧血を引き起こしたり、悪化させる可能性があります。二日酔い防止効果があるからといってがぶがぶ飲むのは控えてくださいね。
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