すき焼きの甘じょっぱさって、なんだかクセになりませんか?
甘味と塩味の組み合わせというのは、コーラとポテトチップスやツナマヨのようにやみつきになる味覚。旨味も含まれていると、つい箸が止まらなくなってしまうんですよね。すき焼きも同じように、ついつい食べてしまう食べ物です。
ところですき焼きにつけるものといえば「卵」ですが、その卵に何か入れたりすることはありますか?大根おろしでさっぱりめに、ねぎを入れてピリッとなど、薬味を入れて楽しむ方はいらっしゃるかもしれません。
しかし、なんと意外にも「ヨーグルト」と「カレー粉」を入れると、コクが上がって美味しいようなんです。
すき焼きのつけ卵に+αでコクが増し増しに!
今回用意した試料は、以下の4つ。
- すき焼きに卵
- すき焼きに卵+ヨーグルト
- すき焼きに卵+カレー粉
- すき焼きに卵+ヨーグルト+カレー粉
これらを、味覚センサーレオを使って検証してみたいと思います。
つけ卵+αそれぞれの基本5味(甘味・旨味・苦味・酸味・塩味)とコクを分析して、比較してみました。
まずは味覚センサーレオで数値を算出したチャート図から見ていきましょう。
1. 卵をつけたすき焼き
旨味と塩味が良いバランス。卵は旨味に特化した食べ物なので、すき焼きを卵につけて食べるということは、お肉や野菜にガツっと旨味をつけて食べていると言い換えることができなくもないかもしれません。
すき焼きに卵をつける理由としては、やけどを防止するためとか、味をマイルドにするためなどがよく言われていますね。卵、いい仕事してます。
2. 卵+ヨーグルトをつけたすき焼き
ヨーグルトといえば、納豆との相性が抜群によく、納豆ヨーグルトは納豆が苦手な人でも食べられるようになるらしいです。
それはそうと卵にヨーグルトを入れることで酸味が強くなって、甘味が少し減っています。料理に酸味をプラスした味が好きな方にはおすすめかも。さっぱりしたものを食べたいときなんかにもいいですね。
卵とうまく混ぜると具材に絡みやすくなります。
3. 卵+カレー粉をつけたすき焼き
カレー粉を入れたらそれはもはや別の食べ物なのでは…!?と思ってしまいがちですが、意外と邪魔しないのがカレー粉のすごいところ。カレーにも、炒め物にも、チキンの味付けにも使える万能食材ですね。
卵にカレー粉をプラスすることで、旨味が強くなりました。甘味は、卵のみをつけたすき焼きに比べると少し減っていますが、それ以外はあまり変わりません。
もちろん、カレーの良い香りもします。入れすぎるとカレー味の何かになるので、調節しながら試してくださいね。
4. 卵+カレー粉+ヨーグルトをつけたすき焼き
卵にカレー粉もヨーグルトも入れた、今回の検証内では全部のせバージョンですね。
カレー粉とヨーグルト、と聞くと何か得体のしれない味を想像してしまいますが、カレーの隠し味にヨーグルトが使われていることを考えれば自然かもしれません。
味覚はこれまでのいいとこ取り。旨味は他の3つよりも上がっていますし、酸味もプラスされているのですき焼きのこってり感が少なくなり、食べやすいお味になっています。
一番コクが高いのは?
では、最後にこの4種類のコクを比較してみましょう。
便宜上、単体の名称になっていますが、全て卵にプラスしたものです。卵単体よりも、ヨーグルトやカレー粉を入れた方が、コクが高くなっています。
すき焼きに卵+カレー粉+ヨーグルトをつけた試料のコクが一番高いですね。卵と比べると、90%以上の人がわかるであろう有意差です。
コク増し増しのすき焼きを食べたいのなら、卵にはカレー粉とヨーグルトを入れるのが良いようですね!
ちなみに、卵に入れる順番はカレー粉のあとにヨーグルトがおすすめ。カレー粉を入れすぎた場合にヨーグルトで調節することができるからです。
ぜひおためしあれ!
関連記事:
納豆とヨーグルトは相性バツグン!?究極の納豆チョイ足しレシピとは
カレーライスに納豆はアリ?味覚センサーで相性度を測ってみた
しゃぶしゃぶにはポン酢?ごまだれ?相性が良いのはいったいどちらか