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宮城の珍味「ホヤ」は栄養たっぷりの食材だった!

宮城の珍味「ホヤ」は栄養たっぷりの食材だった!

あなたは「ホヤ」を食べたことがありますか?東北地方や北海道を中心に食用にされるホヤは、5月から8月に旬を迎えます。

その奇妙な姿や味から嫌煙されがちなこともあるホヤですが、実は栄養がたっぷりの食材なんです。

そもそもホヤってどんな味がするの?

見た目からは想像しにくいホヤの味。外観の不思議さに負けず劣らず、その味も個性的なものです。

「海を濃縮した味」「苦みの中に何ともいえない甘みとうまみがある」「他の何にもたとえられない味」など、人によって様々に表現されます。ホヤは「甘さ・しょっぱさ・酸っぱさ・苦さ・うまみ」の5つをすべて感じることができる食材といわれており[*1]、食べた人によってその印象が異なります。

その複雑な味に加え、ホヤの個性を際立たせているのがホヤのにおい。「金属のにおい」「ガソリンのにおい」などと形容されるホヤのにおいはシンチアオールという芳香成分によるものです[*2]。好き嫌いがはっきりと分かれる食材ですが、ホヤを好む人は「このにおいがたまらなく良い」と言います。

新鮮なものは臭みが弱いのですが、水揚げから時間がたつにつれてこのシンチアオールが体内で分解され、独特の臭気を発するのです。

「一度食べたホヤが臭かった!」という人は水揚げされたばかりのホヤにもう一度挑戦してみてはいかがでしょうか。

ホヤはコレステロールを減らしてくれる!?

ホヤにはミネラル(鉄、亜鉛、リンなど)やビタミン(ビタミンE、ビタミンB12など)がたっぷり含まれています。ビタミンEは抗酸化作用があり、心筋梗塞や動脈硬化といった生活習慣病の予防が期待できます。ビタミンB12には赤血球を作る手助けをする働きがあるので、貧血気味の女性には嬉しいですね。

そしてホヤに含まれる栄養素の中でも特筆すべきは、糖の一種であるグリコーゲンや、タウリンなどのアミノ酸。

グリコーゲンは主に動物が糖を体内に貯蔵するときにつくる高分子の多糖類です。グリコーゲンを分解したものがブドウ糖で、ブドウ糖は脳や筋肉が動くために必要不可欠な栄養素。積極的に摂取すれば、疲労の回復や集中力アップなどの効果が期待できます。

そして、ホヤに含まれているタウリンは高血圧を改善したり、血中のコレステロール値を正常に近づける効能があります[*3]。過剰なコレステロールは肝臓で胆汁を作るのに消費されますが、タウリンを摂取するとこの胆汁の合成が促進されるんです。

実際にホヤをラットに食べさせたところ、血中のコレステロール量が低下したとい研究結果も出ています[*4]。コレステロールが多い人は動脈硬化などの生活習慣病のリスクがあるので、他のミネラルやビタミンと同じくらい積極的に取りたい栄養素です。

体のメンテナンスに必要不可欠な栄養がたくさん含まれている不思議な食材・ホヤは、現代の大人こそ食べるべき食材かもしれません。今まで食べたことのない人も、ぜひ一度試してみてくださいね。

参考:
*1 ほやってなに? | ほやほや学会
*2 ホヤのエキス成分
*3 食餌性高コレステロール血症におけるタウリンのコレステロール低下作用
*4 ラットの食餌ホヤによる血清コレステロール濃度の低下ならびにステロイド糞中排泄量の増大

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