猛暑が続いているのは日本だけではありません。
ヨーロッパやアメリカでも記録的な暑さを記録している今年、ジェラートの本場イタリアでは先日、乳製品にアレルギーがある人のためのジェラートの開発が進んでいるというニュースがありました。
日本で販売されているカレー味アイスやイカ墨ソフトクリームといった商品も、海外ではよく「珍テイスト」として話題になります。
世界各地には、味わうのに尻込みするような、珍妙なテイストのアイスクリームが実はたくさんあるんです。
①フォアグラ味
その濃厚な味覚は美食のシンボルともされている「フォアグラ」。実は、ジェラートのテイストとして使用されることはフランスやイタリアの超高級レストランでは珍しいことではないのだそうです。最近では、クラシックなテイストだけは飽き足らないジェラート屋さんでも、たまに見かけることがある味なのだとか。
食の批評家たちは、肉料理の付け合わせに「フォアグラ味のジェラート」が非常に合うため、「先入観で変な偏見を持たないでほしい」とまで言っています。
②フライドチキン味
アメリカでは愛好者が多いといわれる「フライドチキン味のジェラート」。ファーストフードの病みつきのうまさと甘さを両方同時に味わえるというのが、ファンたちが支持する理由だそうです。
自家製のジェラートだけを売る店だけではなく、大手の食品会社でも生産されて市販されているのですから、その人気もわかろうというもの。しかし、お世辞にも美味しそうとは……
③トマトケチャップ味
トマトソースを愛するイタリア人にとって、アメリカの食文化の象徴とも言ってよいケチャップは、実は敬遠されがち。
ところが、イタリアのジェラート屋さんでは「トマトケチャップ味」を目にすることがあります。その甘酸っぱさは、ジェラートにすると結構おいしいんだそうです。
④ベッドでの朝食味
ベッドの上で摂る朝食。映画のワンシーンのような素敵な光景を、ジェラートの味にしてしまったのはアメリカのデラウェア州にあるアイスクリーム製造業者です。
いったいどんな味なのでしょう。ジェラートの中には、メープルシロップとカリカリベーコンが入っているそう。朝から30℃を超える日の朝食にいいかもしれませんね。
⑤チーズ・スパゲッティ味
南米のベネズエラにあるジェラート屋さんでは、「チーズ・スパゲティ味」が売られています。このジェラートの恐ろしいところは、実際にスパゲッティがジェラートの中に入っていること!
そして、そのスパゲッティはもちろん、アメリカ大陸の伝統に従ってかなり柔らかく茹で上げられたものなんだとか。
⑥バイアグラ味
男性限定とされ、イギリスのブリストルのジェラート屋さんで売られているのが「バイアグラ味」。ウェールズ出身の料理人が考案したこのジェラート、実はあるセレブリティのパーティーのために作られたのが発端でした。その有名人の名は、現在も伏せられています。
実際にバイアグラを購入するには、もちろん医師の処方箋が必須。というわけで、実はその鮮やかな青色が、バイアグラの錠剤と同じための命名という説もあります。
シャンパンの味もミックスされているというバイアグラ味のジェラート、男性客の評判は上々だそうです。
参考:
https://www.innaturale.com/10-gusti-di-gelato-assurdi/
Gelato: via libera per gli intolleranti al lattosio
15 surreali insulti al nostro caro, amatissimo gelato
I 12 GUSTI DI GELATO PIÙ STRANI DELL’ESTATE 2016