日本食を海外で食べようとすると、日本との味の違いに驚くものです。ラーメンなのに旨味がない、うどんなのに甘いなど。
もちろん日本の味をほぼそのまま提供しているお店もありますが、海外で「日本の食べ物が恋しくなったから」と適当に日本食レストランに行ったら…絶句!!という経験をした方も少なくはないでしょう。
今回はメキシコにいる日本人の知人から、メキシコで見かけたお寿司(カリフォルニアロール)の情報を入手。その驚きの品々をご紹介します。
メキシコのお寿司はココが違う!?
それでは行ってみましょう。
こちらは回転寿司での光景。回るお寿司にカバーがかかっている光景は海外ではよく見られますね。日本でもチェーンの回転寿司が始めているようです。
注目すべきは醤油。2種類置かれています。
赤い方が通常の醤油、緑の方は柑橘系の味が入ったメキシコナイズド醤油とのこと。知人曰く「酢の入ってないポン酢」らしいですが、ポン酢から酢を取ったらポンしか残りません。どういうこっちゃ。
ちなみに赤キャップの醤油は日本の醤油よりもかなり塩辛いらしく、現地の人も「塩辛いから…」と避けている様子を見てしまったそうです。
2品目はこちら。美味しそうです。基本はカリフォルニアロールのようですね。巻き寿司にしても、外側が黒いのはやはりとっつきにくいのでしょう。
3品目。外側に巻かれている薄緑色の物体はなんとキュウリ。メキシコのキュウリは日本のものより太いらしく、こうして巻くこともできるほどなんだとか。
ズッキーニみたいなイメージでしょうか。ズッキーニはかぼちゃの仲間ですが。
4品目。かきあげがまぶされています。…かきあげってまぶすものだっけ?ただ、ご飯の上に載せることも稀にあるので、まだ納得できます。
赤いもみじを模したバランが添えられており美しい色合いですね。
5品目、ついにチリペッパーをまぶした…!メキシコ料理とチリは切っても切れない関係でしょう。お寿司にも来るのか。
中に入っている白いものはフィラ○ルフィアのクリームチーズだそう。とはいっても「日本のものと違ってかなり重い」というのが知人の感想です。
そして黄色いものは…マンゴーです。
ここからは店内ではなく、別の場所で見かけたお寿司をご紹介。まずはこちらをご覧ください。
左上のこれ。
イチゴです。そういえば、メキシコは意外とイチゴの生産量が多い国でしたね。……だからといって入れちゃダメだろ!!!
内側に海苔もきっちり巻かれており、寿司の体になっております。あ、白いものはクリームチーズらしいです。
味を聞いてみたのですが、知人は食べなかったそう。無意識に避けてしまったようです。本能かな?
おまけ:その他の日本食
一方こちらはラーメンです。「ラーメンが日本食であるのか」という議論についてはさておき。
ネギが表面の1/3を占めるほど大量に入っていますが、それ以外は再現度が高いのではないでしょうか。美味しそうです。
しかし…
麺がのびてた。結構のびてますね。ラーメンの茹で時間というものは、意外と難しいのかもしれません。
ちなみに知人が店内で食べている際、本場の人間がいるということでスタッフさんは緊張した面持ちでこちらを見ていたそう。食べ終わった後に「どう?」と聞かれたとのことです。気になるんだね…
お次はおにぎりとお味噌汁。衝撃的だったのは、お味噌汁に具材がほとんど入っていないことだそう。これ、海外あるあるではないでしょうか。メキシコで具材を入れるならばチーズとマンゴーとかになるかもしれません。
衝撃的なのは、お寿司にチーズやフルーツが入っていることでしょう。「マンゴーやイチゴなどはなんというか…お寿司にしないでそのまま食べたいですね。
メキシコ料理シリーズ、今回は序章です。次回は驚きの食べ物スーパーマーケット編をご紹介します!
※本記事の情報はあくまで一部の地域・店舗のものです。
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