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動物のフンで作るコーヒーがあった……しかも高級品!?

動物のフンで作るコーヒーがあった……しかも高級品!?

豆の選別、焙煎の方法、ドリップ時のお湯の温度などなど、コーヒーを淹れる過程には数々のこだわりポイントがあります。コーヒーマニアの方々は、自分が気に入るベストな一杯に出会うべく、いろんな条件でコーヒーを飲み比べます。おいしいものに出会いたい、その気持ちは大変共感できるものですよね。

しかし、時にマニアックすぎるものは、一般人の理解を超えてしまうことがあります。筆者は、そんなマニアックすぎるコーヒーを見つけてしまいました。

その名も、「動物のフンから作るコーヒー」!!

排泄物から口に入れるものが生まれるという時点で、思わず「マジパネェ」と語彙力が一気に低下してしまいますが、勇気を出してその実態を見てみましょう。

ネコのフンから作るコーヒー「コピ・ルアク」

コーヒーは豆の印象しかないかもしれませんが、コーヒー豆を作るコーヒーノキは他の多くの植物と同じように、花を咲かせて果実を作ります。そして、自然界においてこの果実は、コーヒーノキの近くに住む動物たちにエサとして狙われています。コーヒーの原産地の1つであるインドネシアの島々には、ジャコウネコという猫が生息しており、ジャコウネコたちがこの果実を狙っています。

運良くコーヒー農園の農家さんとの戦いに勝って果実の入手に成功したジャコウネコたちは、果実をもぐもぐと食べ、栄養分だけちゃっかり紹介して、いらないものはフンとして排泄します。この時、果実に含まれる種(コーヒー豆)は消化されないため、フンの中に混入しています。

ここからは、どうしてそうなったのかは私にはもうさっぱりわかりません。ある日、チャレンジ精神旺盛な現地の誰かさんが、フンの中のコーヒー豆を集めてコーヒーを淹れることを思いつきました。そしていざ飲んでみると、「なんかフツーのコーヒーより風味が豊かでおいしいぞ!!」と発見したのです。これは今では、猫の腸内の菌や酵素のはたらきによって、独特の味わいが生まれるためだと考えられています。

それ以来、ジャコウネコのフンの中のコーヒー豆から作るコーヒー「コピ・ルアク」というものが定着したといいます。しかもこのコーヒーはコーヒー界の中でもかなり高価で取引されているようです。日本で飲むと、1杯数千円に達することもあるとか。いろんな意味で飲むのに勇気が要るコーヒーですね。

ゾウやタヌキのフンからも!?

しかし人類の探究心は止まることを知りません。ネコのフンでおいしくなるなら、別の動物のフンでもいいじゃないか!と考えた人たち出てきたのです。

たとえばタイでは、ゾウにコーヒー豆を食べさせて、同じようにゾウのフンの中のコーヒー豆を集めたコーヒー「ブラックアイボリー」を作り出しました。これは一杯4100円もするようです。ちょっといいコーヒーが10杯近く飲めちゃいますね…!

さらに、ベトナムではタヌキのフンを利用したタヌキコーヒーなるものがあったり、インドではサルが一度噛んで吐き出したものの中に含まれる豆を集めて作るモンキーコーヒーもあるようです。ここまできたら、ヒト…いや、なんでもありません。

あまりにマニアックすぎて頭が下がる思いですが、世界にはこのような珍味とも言えるコーヒーがあるようです。もしお目にかかる機会に恵まれたら、人生で1回ぐらいはチャレンジしてみたいですね…!

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