だんだんと肌寒くなり、冬まであと少し。冬といったら「こたつにみかん」ですよね。異論は…認めません。
ところで「みかんを食べ過ぎると、手が黄色くなる」と言われたことはありませんか?実際に食べ過ぎて黄色くなっているのを見たことがある方も多いかもしれません。
今回は、みかんを食べると手が黄色くなる症状、「柑皮症」について解説していきます。
原因はカロテノイド(色素)の過剰摂取
みかんを食べたときに手が黄色になる原因は、「カロテノイド」という天然色素。にんじんやトマトの色素の元になっている成分です。
みかんにはカロテノイドの一種であるβ-クリプトキサンチンが豊富に含まれており、摂取すると血液中の脂肪組織に蓄えられます。過剰に摂取することで濃度が上がり、黄色く見えるのです。
いおk摂食量に関しては代謝や吸収率など個人差があるため、何個以上かと言い切ることはできませんが、一度に数十個を毎日食べるのは避けたほうが無難でしょう。
「柑皮症」になったらみかんを控えよう
手が黄色になった場合でも、特別な治療法はないよう。「手が黄色くなってきたかも?」と感じたら食べるのを控えれば、だんだんと手に出た黄色は解消されます。
またカロテノイドから変換されるビタミンAは体内で不足と判断された必要量のみのため、ビタミンA過剰摂取のリスクは少ないのが安心。
β-クリプトキサンチンは現在、その有用性に対する研究が進められています。皮膚や大腸、肺がんの発症リスクを低減させたり、肝機能障害・動脈硬化・骨密度低下などに関しても良い影響を及ぼすという結果が報告されている嬉しい成分。
ただし、食べるのを控えても手の黄色が収まらなかった場合は、別の病気の可能性もありますのでご注意ください!
参考:
なぜミカンは黄色い?
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