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お茶は「水出し」と「お湯出し」で体への効果が違うことが発覚!

お茶は「水出し」と「お湯出し」で体への効果が違うことが発覚!

■体に合わせてお茶を作ろう

150914_緑茶あなたは、夏は暑いから水出し、冬は寒いからお湯出しというように、普段は気温によってお茶をお湯出しするか水出しするかを決めるのではないでしょうか。しかし、お湯だしと水出しでは、体への効果が異なります。今日は、自分の体に合わせたお茶の出し方をお教えしますよ!

■お湯出し:異常な細胞の増殖をおさえる

150914_がん増殖お茶には「カテキン」と呼ばれる苦い成分が含まれています。カテキンにはいくつか種類があり、お湯出しをすると「エピガロカテキンガレート(EGCG)」と呼ばれるカテキンが多く抽出されます。EGCGは、一部のがん細胞に作用して、増殖を抑える働きがあることが分かっています。がんは多くの人がかかりうる病気ですので、日頃からお湯出しのお茶を飲んでがん増殖を抑える物質を取っていると、がんの予防につながるかもしれません。

■水出し:風邪のときにおすすめ

150513_風邪EGCGはがん細胞には効果的ですが、同時に、体の中で働いてくれる別の細胞の働きも抑えます。その細胞は「マクロファージ」と呼ばれるもので、体に有害な細菌などが侵入したときに食べて殺してくれる細胞です。お茶を水出しをすると、EGCGがほとんど抽出されず、「エピガロカテキン(EGC)」と呼ばれる別のカテキンが多く抽出されます。このEGCはマクロファージの働きを強め、免疫力を高めてくれると言われています。風邪を引いたときなどには、水出しのお茶を飲んで、体の中の細菌をマクロファージに食べてもらいましょう!

このように、お茶の作り方によってお茶の成分が変わってきます。単に、熱い・冷たいというだけではなく、ぜひ体の調子を考えながらお茶を作ってみてください♪

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