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アルツハイマー予防に新ニュース!食習慣にシソを取り入れたい

アルツハイマー予防に新ニュース!食習慣にシソを取り入れたい
大葉

日本の認知症患者の数は、2012年推定で462 万人。2025年には約700 万人に達し、65 歳以上の高齢者の約5人に1人に達することが見込まれています。また、認知症の約半数がアルツハイマー 病です。
現在、アルツハイマー病の進行に対して有効な薬はまだありません。よって予防が重要視されていますが、予防に効くと言われている食品も科学的なエビデンスがわかっているものはほぼなく、認知症は人類を悩ませ続けています。

今回、東京大学、福島大学、金沢大学の研究グループのプロジェクトの成果によって、シソ科植物に含まれるロスマリン酸がアルツハイマー病の原因となる物質の凝集を抑制することが明らかとなりました。
もともと、チョコやお茶など、ポリフェノールを豊富に含む食品をよく摂っていた人は、アルツハイマー病にかかりにくいということは疫学的知見として知られていました。

そこで研究チームは、アルツハイマー病の主な病態である脳内アミロイド凝集をいかに抑制するかに着目。抑制作用のあるポリフェノールのなかでも、ローズマリー等に含まれるロスマリン酸が効果的であることを突き止めました。

実験では、アルツハイマー病の状態にしたマウスに11日間ロスマリン酸を摂食させたところ、マウスの脳内でドーパミンの増加が見られました。 

ロスマリン酸はローズマリーをはじめ、シソやレモンバームなどシソ科植物に含まれるポリフェノールの一種。ロスマリン酸を摂取すると、脳内においてドーパミン等の神経伝達物質の濃度が上昇し、アルツハイマー病の原因物質の凝集を抑制することを確かめました。

現在は不治の病であるアルツハイマー病。今回の研究結果はひとつの希望となりそうですね。シソは日本人の食卓にも馴染みが深く、肉にも魚にも、薬味として大活躍の食材。価格もこなれています。毎日の食習慣に取り入れてみてはいかがでしょうか。

東京大学:ロスマリン酸摂取後の脳内ドーパミンがアルツハイマー病を予防する ポリフェノールの新たな作用機序
食品研究からアルツハイマー病に挑む
厚生労働省:認知症施策推進総合戦略(新オレンジプラン)

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