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チーズ中毒の秘密とは?2つの観点から考える

2017年8月3日

あなたはチーズ中毒ですか?「中毒になりやすい」と言われる食べ物がいろいろあるなかで、筆者的にチーズはその筆頭です。

「気づいたらチーズばかり食べている」「ダイエット中なのに食べてしまう」「チーズを買いすぎて家計が火の車」のあなた、チーズに依存しているのはあなただけではないかもしれません。

日本人のチーズ総消費量は1990年〜2015年の間で2倍以上に伸びており、2015年には加工最高を更新しています。ちなみにその量は32万トン[*1]。

この数字、チーズ中毒が増えていっている証だと思いませんか?まあ、ファーストフードやピザ店の増加に伴うものだとは思いますが……。

というわけで今回は、チーズが中毒になる理由を探ってみました。

1. 味覚からみたチーズの中毒性

【発見】やみつきになる食べ物の秘密を味覚センサーで解明してみた」の記事のとおり、基本5味(甘味・旨味・酸味・塩味・苦味)のなかでも甘味と塩味が同じくらいの食べ物はやみつきになりやすいという傾向があります。

チーズの味覚がどうなのかというと、モノによります。例として、2種類のカマンベールチーズとスモークチーズの甘味・塩味を見てみましょう。

カマンベールBは甘味と塩味に差異がありますが、カマンベールチーズAとスモークチーズは甘味と塩味が同程度の数値。この2つは中毒性が高いと考えられますね。

あなたが気に入っているチーズも、中毒になる味覚を持ったチーズかもしれません。

2. 成分からみたチーズの中毒性

ミシガン大学が実施した、500人を対象に食物依存症テスト[*2]のなかで、チーズはとくに依存しやすい食べ物であるとされています。

原因はたんぱく質の一種、カゼイン。カゼインは乳製品に含まれていて、牛乳ではその80%ほどを占めています。チーズは牛乳を約10分の1に凝固して作られるため、カゼインをたくさん含んでいるんです。

カゼインは体内での消化中にカソモルフィンという物質を生成。このカソモルフィンが、ドーパミン受容体に作用することで中毒を誘発してしまうんです。

言うまでもないかもしれませんが、ドーパミン受容体は快楽を感じさせる神経伝達物質ドーパミンと結合する受容体ですね。

味覚、成分2つの理由を考えてみましたが、ここからチーズ中毒を防ぐには「食べない」一択になるでしょう。チーズをなんども食べてしまうのは脳が命令するから。どんなに苦しくとも極力手を出さないようにするか、脳の命令に逆らって連鎖を断ち切ることになりますよね。筆者としては、無理だと思います。

とはいえ同じものを食べるのは健康的にも味覚力的にもあまり良くないです。いくら美味しくともほどほどに、は意識しておきましょう!

 

参考:
*1 チーズの総消費量が過去最高を 更新
*2 Cheese is addictive as drugs, study finds

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味博士の研究所 編集部
味覚センサーレオを中心として、味覚や食の科学に関するニュースを配信しています。
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