旅先で売られている未確認珍味
先日、味博士の研究所メンバーが栃木の温泉街を歩いていたら、お土産やさんでこんなものを見つけました。
さ、サンショウウオ…!?
絶賛都会で揉みに揉まれている筆者の身近には当然サンショウウオがいないため、サンショウウオってどんな生き物だっただろうという初歩的なググリからスタートしなければいけないのですが、それでもさすがに直感的に分かることが一つだけあります。
これは普通は食べるものではない、ということ!
なぜなら、
こんなエイリアンみたいな外見だから!!
しかし、このお土産やさんでは、かなり堂々と食べ物としての仮面を被って売られています。さらに、あまりに奇天烈な眼差しでサンショウウオのことを見つめ続けていたせいか、お店のおばあちゃんから「一瞬火で炙ってから食べるのよ」と調理法のアドバイスまでご教示いただきました。
すでに焦げてるやん!!もっと焦がすなんておばあちゃんサドい!!
しかし、筆者もおばあちゃんに負けないくらいのサディストです。この珍味を彼に食べさせずに帰る訳にはいきません。そう、味覚センサー「レオ」くんに…。
レオくんがサンショウウオを試食
こうしてポチって手に入れたのがこちらです。
サイズはチロルチョコと比較してこのくらい。小さめだし細めです。
さっそく、レオくんに食べてもらいたいと思います。
味覚センサーレオくんは、一度食べ物を食べてしまえば、条件反射のごとく食べ物の味覚を1〜5段階で数値化してくれるので便利なヤツです。
サンショウウオを食べて数値化された結果がこちら!
サンショウウオの味は、ほぼ旨味と塩味で成り立っているようです。実際食べてみると、「小魚アーモンド」の小魚のような香りと食感です。やや骨骨しさは感じられ、噛みごたえもあります。また、この味覚の特徴からは、麦味噌や甘めのお醤油が合うのではないかと思われます。または塩を振って食べると「味の対比効果」が起こって旨味も引き立ちそうです。ビールのおつまみにも合いそうですね。さらに旨味が含まれているため、サンショウウオから出汁を取ることだってできそうです!
パッと見食べるのをためらう外見でもありますが、今回調べてみてサンショウウオは中々ポテンシャルが高そうな食べ物だということがわかりました。あなたも旅先で見つけたら、ぜひトライしてみてください!