すべての国の水が安全ではない
これから海外旅行をする人が増える時期です。慣れない環境の旅行中は特に水に注意が必要です。お腹を壊さないために海外では「水道水・生水を飲んではいけない」ということを知っている人は多いかと思いますが、飲料以外にも気をつけるべきことが多々あります。
意外と気付かない「海外での水道水との接点」
旅行中、ペットボトルのミネラルウォーターを飲み、レストランでも有料の水を注文し、水道水は一切飲んでいないのにお腹を壊してしまう人が多いようです。意外なところに落とし穴があったのです。
(1)氷
飲食店でドリンクを注文する際は氷に要注意です。飲み物自体には水道水が入っていなくても、氷に使われていることがあるからです。氷入りのドリンクは避ける、注文時に氷抜きでお願いするなど対応しましょう。
(2)うがい
(3)調理用の水
長期旅行の場合は自炊する機会もあるかと思います。個人差はありますが、水道水で野菜を洗ったり茹でたりしただけでもお腹を壊してしまう人もいるので、調理時には注意が必要です。
海外の水事情、実際のところは?
海外で快適な旅行をするためには体調を崩さないよう様々な点に注意する必要がありますが、実際に現地の人はどうなのでしょうか。
・ミネラルウォーターを飲む文化がある。
海外ではスーパーやコンビニで低価格で飲料水が販売されているため、基本的にはミネラルウォーターを飲む人が多いです。ですが、水を購入するのはお金も労力もかかります。ということで、
・水道水を飲む人も多い。
海外の飲食店では基本的に飲料水はメニューに記載があり有料で提供されますが、店員に声を掛ければ無料で水を注文できる場合があります。提供されるのは水道水ですが、現地人も普通に飲んでいました。
・飲料水の代わりに他のドリンクを頼む。
欧州では水と同じくらいに炭酸水が飲まれます。また、ドイツやチェコなどビールが盛んな地域では、水よりも低価格なビールを水の代わりに飲むことも多いようです。
個人的に、フランスの大学のトイレでペットボトルに水道水を入れて飲んでいる光景を目にしたことがあります。さすがに衝撃を受けましたが、現地人ならではの耐性があるのでしょう。いくら現地人が水道水を飲んでいるからと言って、旅行客は慣れない環境での生活なので体調を崩しやすいのが現状です。海外で水に触れる時には十分に注意しましょう!