お酒を飲みながら大実験!?
今回は、肉に電気を通す「電気肉」がテーマ!
電気肉は、麻布大学の坂田亮一教授によって生み出されたもの。お肉に電気を通すことで、熟成が進むのだとか。お肉に含まれる「ATP」という物質が「イノシン酸」に変わることで旨味がアップし、他にも、繊維のすきまが整うことで、歯ごたえも良くなるんだそうです!実際、電気肉に関してはさまざまな報告があり、その効果が実証されているようです。
電気が通りまくり!
今回用意された食材は、牛肉・豚肉・羊肉、そしてマグロでした。
通電には、このような専用の装置を使います。イカツイですね!
お野菜にもばんばん電気は通るようです。
電気を通したお肉、電気を通してないお肉をプレートにのせて小一時間焼きます。
いざ食べ比べてみると・・・確かに味が違いました!
電気を通しているほうが、臭みが減り、旨味が増し、味全体に広がりが感じられます。食感も、ブツッブツッというような、弾力に富み噛みごたえのあるものに変わります。羊肉など、ものよっては噛みごたえありすぎでした。
どちらが美味しいかは来場者のみなさんそれぞれで評価が異なるようでしたが、誰もが「味が変わる!」とその変化を認めていました。ちなみに、私は電気肉の方が美味しいと感じました。
また、野菜に電気を通した場合は甘味が増していて、スイカやメロンに似た風味をわずかに覚えました。
さらに、冒頭の写真のようにマグロに電気を通した場合が一番変化が大きく、電気を通したものは金属っぽいといいますか、酸味と苦味が上がったような印象を受けました。
ほかにも、実験酒場らしく、紫外線で青く光るお酒も出てきます。
そして、実験助手はフリーアイドルの高実茉衣さん!毎度異なるコスプレの可愛いお姿がご覧になれますよ。今回は男装に挑戦だそうです。
大人でもワクワクできる「科学実験酒場」は今後も開催予定!ひとまず、味博士の研究所では、後日、味覚センサー「レオ」を使って、電気を通すとお肉はどのくらい変わっているのかを調べてみたいと思います!お楽しみに!