■宇宙のグルメは種類が豊富
日本人宇宙飛行士の国際宇宙ステーションへの出発や、地球に似た惑星の発見、冥王星の様子が明かされるなど、宇宙に関するニュースは絶えません。
そんな人々の関心を集める宇宙には、独自のグルメがありますね。そう、宇宙食です!
宇宙食には現在200種類以上のレパートリーがあるようで、そのうち28品目が宇宙日本食として採用されているようです。
お寿司やお味噌汁、梅干しご飯なども宇宙で食べられるのですね。
また、ご飯モノだけでなく、デザートも豊富なんですよ。
宇宙食は、長期保存が可能で重量がないものであること、そして、調理を簡略化できて栄養価が高いというのを条件に選ばれているようです。
■宇宙食を地上食と比較
ところで、それらの宇宙食は美味しく頂けるのでしょうか?
それを調べるために、味覚センサー「レオ」を使って宇宙食と地上食の味覚を比べてみる事にしました。
人の舌を模したセンサーである「レオ」は、食べ物の基本5味である甘味・旨味・塩味・酸味・苦味を数値で表す事が出来ます。
今回選んだのは、宇宙食プリン!
果たして、宇宙でもプリンをデザートにできるのでしょうか。地上食プリンと比べてみましょう。味覚分析の結果はこちらになります。
今回分析した宇宙食プリンは、フリーズドライ製法で作られているそうです。
宇宙食プリンは少々味の強さが下がりますが、甘味と旨味のバランス5:4となり、地上のプリンと同様のバランスとなっています。
このため、少し薄味に変わる程度で、味の雰囲気はほぼ保たれたままであると言えるでしょう。
宇宙では地上のプリンのようにプルンとした状態では食べられませんが、宇宙にいっても地球の味を楽しむ事はできそうです。
宇宙食は市販のものもありますので、あなたもぜひトライしてみてください♪
味覚の話題なら味博士にお任せ!
FacebookとTwitterもぜひチェックしてください♪
当ブログでは、味覚に関する企画を募集しております。味博士に聞いてみたい味覚の謎、気になるおいしい食べ合わせなど何でも結構です。ご気軽に問い合わせフォームまたはコメント欄にご意見をお寄せ下さいませ。
【「味覚力」を鍛えれば病気にならない (講談社プラスアルファ新書) [新書]】
■鈴木 隆一 (著)
■講談社プラスアルファ新書
■税込¥ 905