私たち日本人がアメリカに行くと、ケーキやチョコレートの甘さに圧倒されます。しかし、アメリカ人はおいしそうにそれらを食べています。弊社AISSYの調べでは、アメリカで売られているケーキやチョコの甘味は大体4を越えています。一方日本人は、甘味4を越えると、甘ったるすぎてあまり好まれない傾向があります。
なぜアメリカ人はここまで甘いものが好きなのでしょうか?
アメリカは砂糖で甘さを感じる食文化です。歴史的にも砂糖を大量に生産し、ヨーロッパに輸出してきました。砂糖がたくさんあるわけですから、砂糖をたくさん使った味(甘味4~5)に慣れてしまっているのです。
一方、日本で甘いものというと、お米です。お米の甘さは、甘味2~3程度(AISSY基準)なのです。
それで美味しさを感じられる日本人の味覚と甘味4~5に慣れたアメリカ人の味覚が異なるのは当然と言えるわけです。
日本人の味覚に関する詳細は拙著をご覧ください。
【日本人の味覚は世界一 (廣済堂新書 36) [新書]】
■鈴木 隆一 (著)
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