スーパーで肉や魚が特価の場合、家計のためにもまとめ買いしておこうという方は多いのでは。そんなときは冷凍庫のお世話になることが多いですよね。忙しい毎日、買い物に毎日行くのも大変ですし、買い置きした食材を冷凍庫で保存するのは生活の知恵です。
冷凍して置いた肉や魚は、少しでも美味しく食べたいです。そんなとき、問題になるのが解凍方法。解凍のやり方によって美味しさは変わるのでしょうか。実は 冷凍した食品を美味しく食べるための準備は、解凍する時点からもう始まっています!解凍方法によっては、旨みや風味を損なってしまう可能性が。解凍方法による味覚の変化を検証してみましょう。
検証するのはもちろんこちら!味覚センサーレオの登場です。
冷凍していない状態のお肉、冷蔵庫でゆっくり解凍したお肉、レンジでぱぱっと解凍したお肉、の3つの味覚を測定しました。特に変化があったのは旨味。冷凍していない状態のものから冷凍した時点で旨味の低下は避けられないとしても、レンジで解凍すると0.2pt 以上の低下です。これはほぼほぼ誰しもが味の違いに気づくレベルの違いです。
冷蔵庫解凍の方が圧倒的に旨味を保てることが一目瞭然です。低温でゆっくり解凍することで、旨味がたっぷり含まれる肉汁が流出せずにすみます。
魚も同じように、冷凍していない状態もの、冷蔵庫で解凍したもの、レンジで解凍したもの3つを比較しています。レンジで解凍したときの旨味数値の減り具合が肉よりも激しいことがわかります。
最近のレンジは解凍モードも進化しています。味をできるだけ落とさないようにできる機種もあるかもしれません。とはいえ、急ぎのときで無いかぎり、冷蔵庫でゆっくり解凍したほうがベター。朝、出かける前に、夜使いそうな食材を冷蔵庫に移しておくと、いいですね。