次々登場する調理ロボット、未来のレストランを垣間見る?

次々登場する調理ロボット、未来のレストランを垣間見る?

次々登場する調理ロボット、未来のレストランを垣間見る?

2018年春、マサチューセッツ工科大学のブリリアントな学生たちのチーム「Spyce Boys」が、ボストンにレストランを開業しました。その名は「Spyce」。

完全にオートメーション化されたキッチンでは、客のオーダーを3分以内で完成することができるのだそうです。

ロボットが主役のキッチンですが、メニューのレシピを担当したのは高名なシェフ、ダニエル・ブールーです。人件費を節約し、その分を原材料のレベルアップにつなげるのが目的であるこのレストラン、評判は上々です。

さらに6月、イタリア人の建築家兼エンジニアであるカルロ・ラッティが、バーテンダー・マシーン「Nino」をお披露目しました。

「Nino」の特徴は、客のあらゆる要求にこたえて上質なカクテルを作り出すだけにとどまらず、ビジュアル的にも客を楽しませるというバーテンダーの特質がしっかり組み込まれていた点でした。

6年の歳月をかけて完成したハンバーガー・ロボット

そして時を同じくして、アメリカのサンフランシスコにオープンしたのが、「Creator」です。スタートアップのCEOアレックス・ヴァルダコスタスが投資をし、6年かけて完成したロボットが作る高級ハンバーガーは6ドル。モットーは、「ハイレベルなハンバーガーを、半額で」。

350のセンサー、20のコンピューターによって構成される「Creator」が作り出すハンバーガーは、基本のレシピは「Baia」のシェフ考案のものです。ロボットが発明された理由は、ハンバーガーの品質と鮮度の向上です。

かといって、レストラン内すべてから人間性を排除したわけではありません。調理をロボットに一任することによって、人件費はレストラン内のサービスに費やすことができるのです。

アプリでお客さんの注文を受けたロボットは、5分以内でハンバーガーを調理するようにプログラミングされています。パンを切り軽くトーストしバターを塗った後、ソース、トマト、ピクルス、チーズが挟まれていきます。

ハンバーグのために、ひき肉もロボットがこねます。使用される肉は、ホルモン剤を使用しない品質の保証がされたもののみです。
このレストランの試みが成功すれば、空港や駅でも「Creator」を設置したいとヴァルダコスタス氏は考えているそうです。

フランスではピッツァ・ロボットが!

フランスのモンテヴランのスタートアップ「Ekim」は、ピッツァロボットを開発しました。ロボットには3本のアームがあり、生地をこね具材を乗せ窯に入れて、ピッツァを作り上げます。調理時間は、わずかに4分30秒。

もちろん、ピッツァの本場イタリアのナポリからは非難も出ているようです。「Ekim」の担当者は、ロボットを発明した目的はピッツァの調理時間の短縮、24時間営業のピッツァ店の人件費削減、にあると主張しています。

平均的なピッツァ職人が1時間に作り出せるピッツァの枚数は40枚なのに対し、ロボットは120枚の調理が可能なんです。

ピッツァ・ロボットは、ファーストフードの食材の質に憤慨した「Ekim」と大学の研究者によって、プロジェクトが発案・具体化しました。「価格はファーストフードのそれを維持し、品質を向上させる」これが、目的となったのです。

彼らの夢は、将来的にピッツァの「自動販売機」を作り、いつでもどこでもピッツァを購入できることだそうです。

世界各国で次々に登場する調理ロボットには賛否両論があります。が、次にはどんなロボットが登場するのか、楽しみでもありますね。

参考:
Spyce. A Boston il primo ristorante con cucina robotica. Ma le ricette sono di Daniel Boulud
Creator è il robot che prepara hamburger di qualità. L’America continua a riflettere sul futuro della ristorazione automatizzata
Sfida alla tradizione: in Francia arriva il pizzaiolo-robot
In Francia la prima pizza fatta da un robot
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