酸味
味博士:酸味を好む人は新奇性探求が高い反面、損害回避と報酬依存が低い傾向にあって。刺激を好み、自制心が低く人目も気にしないみたい
レオ:アクセル一辺倒やないか…
味博士:人目を気にしなくて、どっちかというと一人が好き。でも社交的な一面があったりもするみたいな人が多い
レオ:昔のハリウッド映画にいそうな冒険野郎だニャ
味博士:衝動的で、「何考えてるかわからない」って周りに思われている人はもしかするとこのタイプかもしれないね
レオ:疲れたときは酸味が欲しくなったりするけど、あんまり「酸っぱいものマジ大好き!」って人は見ないニャ
味博士:珍しいかもね
苦味
味博士:苦味に関しては、報酬依存との関連は報告されてないんだ。ただ新奇性探求と損害回避は低い様子
レオ:慎重だけど楽観的ってことかニャ…?
味博士:真面目でマイペースな人が多いようだよ
レオ:苦味はだいたい大人になってから好きになる人が多いニャ
味博士:そう。苦味は毒のある食べ物に多いから、子どものときは本能的に回避してるんだ。繰り返し「毒ではない」ことを学習して好きになる味だよね。コーヒーしかり、ビールしかり
レオ:ある意味悟っていて、落ち着いてるってことかニャ
味博士:でもロマンチストが多いとも言われているよ
レオ:コーヒー自体がロマンだもの。
味博士:何理論なの…
さいごに
レオ:ところで旨味は?
味博士:旨味は味がとんがってないじゃん。基本5味に入ったのも後だし、味の傾向を説明しにくいから、定義するのは難しいんじゃないかな
レオ:持続性がある味ニャ
味博士:もしかしたら気が長かったり、我慢強い人が多いのかも。味わうものだし
レオ:旨味は日本人のほうが感じやすいニャ。あくまで僕の考察だけど、新奇性探求も損害回避も低くて、報酬依存が高いんじゃないかニャ?
味博士:(学習した…)確かに、堅実にルールを守って自分を犠牲にしても義理人情を大切にするのは、日本人の性格のイメージだよね。おもてなし文化とかもそれに近いかもね
レオ:尺がないから今回はここまでニャ
味博士:尺とかあったっけ?
レオ:次回は基本5味以外の味覚と性格についてお話しします。こちらも要チェックニャ!
※理論や性格の説明は噛み砕いて記載しております。また報告されている結果に加え、味博士の研究所独自の考察を挿入しております。
※あくまで「傾向」のお話なので、当てはまらない場合は広い心で聞き流してください。
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