なぜガストリックを加えると料理がおいしくなるの?
こんなに簡単に作ることができ、味の変化を起こすガストリックですが、その「タネと仕掛け」は、何なのでしょうか?
ガストリックは、グラニュー糖と米酢を強火で煮詰めて作りますが、グラニュー糖に含まれる糖分と、米酢に含まれるアミノ酸に熱を加えると、食品が茶色く変化し、いろいろな香味成分が生まれるという「メイラード反応」が起こります。この香味成分で、なぜ人がおいしいと感じるかのメカニズムについては、まだ解明されていないのですが、食品の香ばしさや風味、旨味を増す効果がある事がわかっています。
このとき生まれた成分こそが、ガストリックによるおいしさアップトリックの「タネと仕掛け」です。
「ガストリック」をチョイ足ししたレトルトミートソースに、もうひと頑張りして、炒めたひき肉やナス、パルメザンチーズを加えて、バジルなんかを飾れば、お味だけでなく見た目もアップ!
ゴールデンウィークに、彼氏を初めて家に招く料理が苦手な女子も、家族の食事の準備に追われるママも、これなら温めてチョイ足ししただけのお手抜き料理とは思われない・・・かも?
ガストリックは、レトルトミ-トソ-スだけではなく、様々な煮込み料理やソースにも使えるので、ぜひ、いろいろチャレンジしてみてくださいね。
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