■ブロッコリーの茎、食べてますか?
サラダやとんかつのお皿を華やかにする野菜、ブロッコリー。ブロッコリーといえば、蕾の部分こそが美味しくて、茎は所詮はサブキャラ、少し茎が長すぎたり気が向かなければ残してしまうというような食べ方をされている方が多いのではないでしょうか。
しかし、実際はブロッコリーの茎は美味しく進化させることができますし、蕾よりも栄養があります。今日は、ブロッコリーの茎のことを見直してみましょう!
■茎はだしをとるのに最適
ブロッコリーの茎は、その繊維っぽい食感に惑わされて気づけないこともありますが、本来は蕾に栄養を届ける役割を持つ部位であるため栄養分が豊富で、甘味と旨味が強いのです。このため、煮込んでだしをとるのに適しています。ブロッコリーの茎をお味噌汁に入れれば、味噌の塩味・旨味が茎の旨味・甘味と一緒になって、茎のだしがきいた味わい深いお味噌汁になるのですよ。
■みかんに負けないビタミンC
最近は季節の変わり目ということで、咳き込んでいる人や重力に逆らえない鼻水と奮闘している人を多く見かけます。そういう人たちにも、ブロッコリーの茎はオススメ。ブロッコリー1株の茎の中に、なんとみかん8個分のビタミンCが含まれています。こたつにみかんならぬ、こたつにブロッコリーの茎の方が効率が良いのですね。
このように、粗末に扱われがちな茎にこそ、ブロッコリーの真の美味しさと栄養が隠されていると言えそうです。体調を崩しやすいこの季節、ぜひブロッコリーの茎を残さず食べてあげてくださいね♪
*関連記事
あなたの嫌いな食べ物の味を見事に消してくれる”パートナー”とは?〜野菜編〜
味覚の話題なら味博士にお任せ!
FacebookとTwitterもぜひチェックしてください♪
※ 当ブログでは、味覚に関する企画を募集しております。
味博士に聞いてみたい味覚の謎、気になるおいしい食べ合わせなど何でも結構です。
ご気軽に問い合わせフォームまたはコメント欄にご意見をお寄せ下さいませ。
味覚に関する詳細は拙著をご覧ください。
【日本人の味覚は世界一 (廣済堂新書 36) [新書]】
■鈴木 隆一 (著)
■廣済堂新書
■税込¥ 691