味覚を意識すれば、科学的においしい料理が作れる!?

■おいしい組み合わせを探すコツ=味覚

「どんな食材を組み合わせれば、どんな調味料を使えば、どんな食べ合わせにすれば、もっとおいしく食べられるのだろう?」

味やおいしさにこだわりのある方は、日々こんな風に考えていらっしゃるのではないでしょうか。

そうした「おいしい組み合わせ」を探すのに役立つ方法の一つが、味覚を意識する事です!

一体どういうことでしょうか?さっそく見てみましょう♪

 


 

■食べ物の味覚は5つで出来ている

複雑な味から単純な味まで、食べ物には様々な味があります。

味全体には味覚以外の感覚も関係してきますが、どんなに複雑な味でも、味覚は5つの要素に分ける事が出来ます

これは基本五味と呼ばれていて、「甘味」「旨味」「塩味」「酸味」「苦味」の5つです。

 

■まずは5つの味を”見て”みよう

こうした食べ物の味覚は、味覚センサー「レオ」を使えば、数字で客観的に表す事が出来ます。

味覚センサー「レオ」。人間の舌を模した、味覚を測定できる装置。

たとえば、バニラアイスをこのセンサーで測定すると、このような数字が出ます。

甘味4.02、塩味1.21、酸味1.25、苦味1.10、旨味2.54

さらに、この五味は、以下のように五角形のチャートで表す事が出来ます。

 

■”三角形”がおいしさの秘訣

こうしたチャートを見れば、おいしい組み合わせを探すのに役立ちます。

おいしい組み合わせの一例に、食材Aと食材Bを合わせた時に三角形になるというパターンがあります。

たとえば、バニラアイスにレモン汁をかけて食べると、チーズケーキのようになって美味しいですよ。

これをチャートで見てみましょう。バニラアイスとレモン汁、それぞれのチャートがこちらです。

これを合わせると…

三角形になりましたね!

 

■一つ上のコツ:味の時間差攻撃

三角形になる味覚の中でも、「甘味」「旨味」「酸味」の三角形を作るのが効果的です。

この3つは、味を感じるタイミングにわずかな時間差があります。

先に酸味が立ち上がり、あとから甘味と旨味がゆるやかに立ち上がるのです。

こうして、食べた時に色々な味がするように「味の時間差攻撃」を仕組むことで、より味わい深く感じられます。

 

■味覚を意識しておいしい料理を作ろう!

このように、味覚のバランスを意識することで、おいしい組み合わせを探すことができます。

自分の舌をつかって数字まで出すことはできませんが、「この食材は苦味が強くて、この食材は甘味と酸味が強いな、だから合いそうだな」などと意識することで、相性のよい新しい組み合わせを見つけやすくなります。

あなたもぜひ、味覚を意識して新しいおいしさをみつけてみてくださいね♪

 

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