前回の記事で、塩の種類で相性の良い料理が異なる理由が分かっていただけたと思います♪
今回は引き続き、どの料理にどの塩を使い分けたら良いかをお伝えします!
塩には、様々な種類がありますが、今回マスターしておきたいのはこの2種類!
一つは、“海の塩”。すなわち、海水から作る「海水塩」です。
もう一つは、“山の塩”。こちらには、塩湖の水から作る「湖塩」と、岩石を採掘してできる「岩塩」があります。
ちなみに、日本では塩は海水から作るイメージが強いと思いますが、世界的に見ると海水から作られる塩は1/4程度で、残りの3/4は、岩塩や湖塩なのです。意外ですね!
さっそく、それぞれの塩の特徴と、合う食材をチェックしてみましょう♪
1)海の塩:海水塩
海水塩は、他の種類と比べてしょっぱさを作る「ナトリウム」の他にも、苦味や酸味を持つミネラルが多く含まれる傾向にあります。
このため、魚介類や野菜など、細かな味わいを楽しめる食材に用いると良いでしょう。
おにぎりにも海水塩を用いることで、お米の甘味が引き立ちます♪
2)山の塩:湖塩・岩塩
湖塩や岩塩は、ナトリウムの割合が高いため、強いしょっぱさを持っています。また、苦味の強いマグネシウムが少ないので、まろやかでもあります。
このため、食材で言えば牛肉や羊肉、味付けで言えばデミグラスソースなど、こってりとした濃い料理との相性が良いです。
また、塩味の効いたパスタにもおすすめです♪
塩を使い分けてみると、もっと美味しく料理が食べられそうですね!
実際どんな風に変わるかは、ぜひ皆さんの舌で確かめてみてください♪
*コレをするだけでも、おにぎりは美味しくなります!
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