最近ではドレッシングの種類も豊富で、「これじゃなきゃ嫌!」とこだわりをお持ちの方も多いでしょう。
さらに、健康意識の観点から、ノンオイルのドレッシングも増えてきています。
でも、味覚的には、オイルの入っているドレッシングがおすすめなのです!
一体何故でしょうか?
今日は、ドレッシングがサラダを美味しくする秘密に迫ってみましょう。
ずばり、結論を先に言いましょう!
実は、サラダにオイルをかけることで、野菜の苦味が減り、旨味が増すのです!
本当でしょうか?さっそく、検証してみましょう。
まず、一般的なサラダ(野菜のみ)を味覚センサーで測定すると、こんな風に苦味が強く出ます。
それが…!サラダにオイルをかけると、どうでしょう?
苦味が減って、旨味がアップしていますね!
オイルに含まれる旨味によって苦味が減り、まろやかな味わいになるのです。
苦味の減少をもっと具体的に見てみると、0.84ポイントも減少しています!
違いを感じるのは0.2の差からなので、これはだいぶ違いが実感できる数字かと思います。
ちなみに、今回かけたオイルが何のオイルか気になる方は、こちらから味博士に聞いてみてください♪
当たり前のようにドレッシングに含まれているオイルには、野菜の苦味を抑えて旨味を増やすという役割があったのです。
ドレッシングがサラダを美味しくする理由は、こんな味覚変化があったからなのですね!
「じゃあ、ノンオイルドレッシングはどうなんだ!?」そんな声も聞こえてきそうです。
気になる方は、Twitter(@info_ajihakase)または味博士へのお問い合わせフォームから、ご連絡くださいませ!
*忙しいアナタに、野菜ジュースをおすすめ!
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