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「気象病」対策に摂取したい食事とは

「気象病」対策に摂取したい食事とは

天気や気圧の変化によって、頭痛やめまい、吐き気、抑うつ気分、痛みなどの症状が出る通称「気象病」。梅雨や夏〜秋にかけてひどくなる人が多いと思います。

今回は、気象病に良い食べ物について考えてみました。

気象病の原因は何なのか

まずは気象病の原因から。とはいっても、気象病は症状ごとにその原因が異なることもあるようです。とくに痛みに関しては複雑だとも言われています。

気圧の変化に伴う慢性痛や抑うつ気分の症状が出てしまう人に関して、大きな原因として挙げられるのは「自律神経」と「内耳の感受性」です[*1]。気象病対策として、テレビなどで「耳をぐるぐるするマッサージ」が紹介されるのはこのためですね。

自律神経を整えるには、普段の生活が大切。言わずもがな栄養バランスの良い食事を摂り、適度な運動をし、夜しっかり寝て朝起きるというものです。

食に関してはまず、日々の食事を健康的なものにすることを意識していきたいですね。

栄養バランスの良い食事とは

和食のイメージ

味博士の研究所がおすすめするのは「日本型食生活」、いわゆる一汁三菜です。バターをふんだんにつかったパンやステーキなどが多い欧米の食事に比べ、日本の食事はタンパク質・資質・炭水化物のバランスが良いと言われています。

汁物には、野菜や海産物、豆腐が入り、発酵食品である味噌を使った味噌汁。三菜は、主に米などの主食と肉や魚、卵、大豆製品からなるたんぱく質がメインの主菜。加えて野菜やきのこ類、海藻がメインの副菜などです。

だしの旨味を強く押し出すことで、塩分を減らすこともできますよ。

食事を摂る時間も大切

気象病がひどいと、食べたあと急激に眠くなりませんか?個人差があるとは思いますが、ただでさえだるいのに食後、血糖値が急激に下がることで、夜に食事を摂ったらすぐに寝てしまう……という人も多いかもしれません。

しかし、食べてすぐに寝てしまうと、睡眠中も内臓が動いてしまい、質の悪い睡眠になってしまいます。自律神経を整えるためには寝る3〜4時間前までに食事を済ませておきたいところ[*2]。

かといって、例えば夜の1時に食事を摂って4時に寝ればいいというわけではありません。血圧やエネルギー消費量も加味すると、夜は19:00〜20:00に食事を済ませるのが良いでしょう[*3]。

乳酸菌も有効?

サッポロビール株式会社の研究では、乳酸菌SBL88乳酸菌がセロトニンを介して自律神経系に良い影響を与えるという結果が出ています[*4]。

腸は体内の重要な免疫器官であり、体内のセロトニンのほとんどを作る器官でもあります。腸の健康を保つために、ヨーグルトなど乳酸菌を摂取するのも有効かもしれません。

夏〜秋の気象病は冷えに注意!

冷えのイメージ

気象病の症状のひとつに「めまい」がありますが、これには冷えが影響している可能性があります[*5]。

気圧の変化が内耳のセンサーに影響し、寒さによる冷えで内耳が低音になることで、症状が出やすくなることがあるそう。これは、夏の暑さで体が弱っている夏〜秋の間の気象病において出やすい症状ではないでしょうか。

夏からの延長でつい冷たい飲み物や食べ物を摂取してしまう人も多いと思いますが、気圧の変化に気づいたら体を温めるよう意識しましょう。

注意したいのは、食べ物で体を冷やしてしまっていないかということ。代表的なものを以下に挙げてみます。

体を冷やす飲み物

コーヒーや緑茶は炒って作られるため、代謝を活性化するポリフェノール消化酵素が含まれておらず、体を冷やしてしまいがち。製造工程に発酵がある紅茶や中国茶、ハーブティーがおすすめです[*6]。

また、「生姜」を使った飲み物を飲む際は、生のままではなく乾燥・加熱をしっかり行いましょう。この工程を経ることで成分が変化し、体を温める効果が期待できます。

体を冷やす食べ物

栄養に気を使うあまり野菜を摂りすぎると、水分過多によって体の冷えを助長したり、むくんでしまうことも。適度な摂取は必要ですが、野菜ばかり食べるのはおすすめしません。

また、麺類は栄養バランスを損なったり、咀嚼回数の低下によって体を冷やす恐れがあります。気象病がひどいときには、こうした食べ物は避けるのが無難でしょう。

 

気象病に効くと思われる食べ物を考えてみましたが、もちろん、食べ物だけで気象病が劇的に良くなるなんてことはないでしょう。あくまで補助的に考えていただければと思います。

ただ、食事が健康な体を作る上で大切な要素であることは間違いありません。気象病に悩まされている方は、日々の食事にも気を使ってくださいね。

*1 気象病のメカニズムと治療法に関する動物実験と臨床実験による連携研究
*2 勤労者の夕食終了から就寝時間までの感覚と健康状態との関係
*3 夜型は本当に太りやすいの?食事の時間におけるエネルギー消費量の違い
*4 乳酸菌によるセロトニンを介した自律神経への作用を世界で初めて発見
*5 5.めまいと気象―メニエール病について―
*6 【注意】冷たい飲み物がかえって夏バテの原因になっていた!?

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