ビールによく使われる「キレ」という表現ですが、使われるシーンはビールに限りません。
ぐずついた天気が続くと、頭がボーッとしてきませんか?例えば炭酸飲料を飲んで頭をスッキリさせようと思ったとき、飲みたくなるのは「キレのあるもの」。
そこで今回はコーラとダイエットコーラどちらのほうがキレがあるのか、味覚センサーで検証してみたいと思います。
そもそもキレとは
食べ物の味を構成するのは甘味・旨味・酸味・苦味・塩味の5つ。ですが、ヒトが感じる味はそれだけではありません。例えば、口の中に食べ物を含んだときの味と、追って出てくる後味。
キレに関係があるのはこの「後味」です。後味が早く消えると「キレがある」と感じるわけなんですね。
炭酸飲料で言えば、後味が残りやすいのは甘味でしょう。口の中に甘味が残るとなんだか甘ったるい印象になります。反面、甘味が早く消えるとスッキリした味に感じられますよね。
コーラとダイエットコーラ、キレがあるのはどっち?
それでは本題です。まず、コーラとダイエットコーラの味覚センサーでの分析結果をチャート図で見てみましょう。
微々たる違いではあるものの、コーラのほうがダイエットコーラよりも全体的に味が強いです。この結果を見ると、ダイエットコーラのほうがさっぱりした味という印象を受けるかもしれません。
しかし甘味の経時変化を見てみると、面白いことがわかります。
口に含んだ瞬間は、コーラのほうが甘味が強いです。しかし途中でダイエットコーラがコーラの甘味を上回り、時間が経つにつれてその差は開いていきます。
ダイエットコーラよりもコーラのほうが甘味が早く消えるので、後味がすっきり。キレがある、ということになるんです。
これは砂糖と甘味料の違いによるものですが、カロリーオフにとらわれず純粋にすっきりしたものを飲みたい……という場合はダイエットコーラよりもコーラのほうがおすすめですよ!
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