意外な事実

あなたの食べ方は日本式?それともフランス式?

日本は食が豊かなので、和食だけでなく洋食、中華、エスニック料理などなどと、レストランにいけば世界の様々な料理を食べることが出来ます。また、フランス料理に和の要素が取り入れられたり、和食に洋の要素が取り入れられたりするなど、国境を超えた料理の融合も進んでいますね。

とはいえ、同じ「フレンチ+和食」でも、「フレンチ風和食」という言い方もあれば「和風フレンチ」という言い方もあります。料理のグローバル化が進んでいるとはいえど、やはり「日本らしい」「フランスらしい」といった具合に、どちらか一方の国の印象を強く感じることもあるのではないでしょうか。

「その国らしい」という感覚は、料理だけによるものではありません。”食べ方”にもお国柄が出るのです。美食大国フランスと日本の”食べ方の違い”を比較してみましょう

日本人は「空間展開型」

和食といえば、醤油や味噌、旨味などを連想するとは思いますが、日本らしいのはそれだけではありません。和食は、ご飯、お味噌汁、おかず、副菜、おつけもの…といった具合に、目の前に複数の料理が同時に並んでいることが多いでしょう。会席料理はまさにそうです。

今ではあまり意識されなくなりましたが、食べる順序や箸の運び方など、和食には“空間”を気にした食べ方のお作法があります。たとえば、白米から手をつけるのがマナーだとか、お皿の上で「どれを食べようかな〜」と箸をさまよわせる「迷い箸」はご法度といったものです。

また、鍋料理は、さまざまなものを一緒に入れたものを皆で共有するスタイルで食べることが多いでしょう。これは、鍋を囲む空間そのものを大切にしているとも言えます。このように日本は、空間を意識した食事スタイルが多いことから、「空間展開型」と称されることがあるようです。

フランス人は「時間展開型」

一方でフレンチは、一度に複数の皿が出されることはなく、一皿一皿出されていくのが基本です。また、フレンチといえばコースのイメージが強いかもしれませんが、現地の人は食べたいものを自分で選ぶアラカルトスタイルのほうが多いようです。

最初の一品が出てくる間や、一緒にご飯を食べる人が全員揃うのを待つ間には食前酒を飲み、全員が揃ってから皆で同じ料理を同じ順番で食べます。料理の順番も重要で、軽いものから重たい方向へ進み、最後は甘いデザートでしめるのが定番です。デザートから始めたり、最初に重いものを食べるような逆の順番で食べることはほとんどないでしょう。

鍋の場合は先に集まった人からつつけば良いですが、フレンチの場合は全員一緒に始めなければなりません。料理の順番や、皆で同じ順番で食べるということから、フレンチは時間を共有することを大切にしていると言えるでしょう。こうしたフレンチの食べ方のスタイルは「空間展開型」と呼ばれているようです。

普段、食べ方そのものを意識することはあまりないかもしれませんが、言われてみれば分かるような気がしませんか?フレンチと和食の決定的な違いの1つは、こうした食べ方の違いだと言えるでしょう。外国人と日本人の味覚の違いに加え、こうしたスタイルの違いを知っておくことで、異文化の人ともより仲良くなれるかもしれませんね!

参考:
フランス人の食べ方 日本人の食べ方─時間と空間の変換様式としての食事

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