2018年、きのこの山・たけのこの里国民総選挙が始まりました。あなたはきのことたけのこ、どちら派ですか?
公式サイトでは「きのこ党」「たけのこ党」「どっちも党」の3種類にわかれています。しかし「どっちも」という選択肢、この存在自体が生ぬるいのではないでしょうか。仮に2人から告白されたとして、「どっちも好きだよ」なんて返答ができますか?どんなに苦しくとも片方を選ぶ人が多いと思います。
やはりここは白黒ハッキリつけておくのがスジというもの。今回はきのことたけのこ、どちらが美味しいのか科学的に解明します!
※本記事の筆者は圧倒的たけのこ派のため、きのこ至上主義の方の閲覧は精神衛生上、推奨できかねます。
きのこの山とたけのこの里を味覚センサーで検証してみた
食べ比べてみると、きのこの山とたけのこの里はまるで違う味をしています。しかしヒトが意見を述べたところで、新たなる争いの火種を生むだけ。ここは味覚センサーレオの力を借りるのがベストでしょう。
レオはヒトが味覚を感じる仕組みを模した、AI搭載の味覚センサー。味覚を数値データとして可視化してくれるため、客観的に「どちらが美味しいか」を判断することが可能なんです。
今回はこの味覚センサーレオで、「チョコ」「スナック」「全体」の味を分析してみたいと思います!
1. たけのこのチョコは甘じょっぱい
まずはじめに、始原であり主役であるチョコの味を見ていきましょう。
比較してみると、きのこは甘さ一辺倒なのに対し、たけのこは甘味と塩味があります。塩キャラメルのような“甘じょっぱい”テイストであることがわかりますね。
普段からミルクチョコレートを好むような甘いチョコ好きがきのこ党に籍を置いているのかもしれません。対してたけのこは、塩味の入った甘さ控えめな大人の味。高カカオの甘さを抑えたチョコレートが流行っている昨今ですが、これに関しては好き好きということにしておきます。
2. きのこのスナックは主張が控えめ
お次はスナックの味です。
どちらも基本的な味のバランスは似通っており、塩味が強い形となっています。が、きのこは全体的に味が弱く、たけのこの方がしっかり味があるようです。
もしかすると、きのこのスナックはきのこのチョコの甘味を活かすためにこのような薄味なのかもしれません。言うなれば、きのこのチョコとスナックは主従関係。一方たけのこは両者対等な立場を築いています。どちらが優れているかは、個人の価値観によって判断が分かれるところかもしれません。
3. たけのこは「やみつきになる味」
では最後に、チョコとスナック両方を足した、完全体の味を確認します。
きのこは、塩味もあるとはいえやはり甘味に向かって一直線です。対してたけのこは甘味と塩味が同程度となっています。
実はこの「甘味+塩味が同じくらい」という味のバランスは、やみつきになってしまう味の組み合わせ。ツナマヨや炭酸飲料×スナック菓子と同様、食べだしたら止まらない魔のスパイラルを生み出す味覚なんです。
ダイエットをしている身には禁忌とも言うべき「やみつきの味覚」ですが、裏を返せば人々を虜にする味であるということ。
「どちらが美味しい」とは断言できないものの、少なくともたけのこの味のほうがやめられない魅力を持っているわけです。
というわけで軍配は「たけのこの里」に上げておきましょう。良いたけのこライフをお送りください。
関連記事:
【発見】やみつきになる食べ物の秘密を味覚センサーで解明してみた
たけのこの里”分けてもうまい”問題に対し科学的根拠をもとに言及する
チョコレートのカカオバターは脂肪だけど吸収されにくい