ウマミバーガーに「旨味」はあるのか?味覚センサーで検証してみた


2017年ももう少しで終了。今年も色々なことがありました。今年を振り返って気になったのが、2017年3月、
「バーガー界の黒船」と呼ばれた「ウマミバーガー(UMAMI BURGER)」の上陸です。

旨味を愛する味博士および研究所一同としては、ウマミバーガーに触れずに今年を終えることはできません。

というわけでテイクアウトしてきました。ウマミバーガー。

このウマミバーガーの味覚を、ヒトが味を感じる仕組みを模した味覚センサー、「レオ」で分析していきます。レオは食べ物の基本5味(甘味・旨味・塩味・酸味・苦味)を1~5段階の客観的な数値で表現してくれるセンサーです。

味覚センサーレオがあれば、味の細かな違いも一目瞭然。人工知能搭載のハイテクマシンです。

では、ウマミバーガーの旨味を分析してみましょう!

果たして結果は…!?

味博士もドキドキ!

単体ではなんだか味気ないので、価格帯は異なりますが国内バーガーチェーンのハンバーガーと比較してみました。

やはり「ウマミ」バーガーというだけあってウマミバーガーが一番旨味が強いですね!しかし、豊富な旨味を感じられる「旨味3.5」という数値には届きませんでした。それでもハンバーガーにしては高い方でしょう。

なかなか良い勝負をしているのがモスバーガー。数値の差は0.2ポイント以上で、90%以上の人がわかる数値ではあるのですが、値段も加味するとかなり優秀と言えるのではないでしょうか。

ところで、ウマミバーガーを食べた人に聞くとよく言われるのが「甘い」という評価。というわけで、甘味に関しても比較してみましょう。

他社のバーガーチェーンと比較しても、ウマミバーガーが1番甘く、4つの中で唯一2.0を超える結果となりました。甘味があることで、まろやかな味わいになっているのでしょう。塩味の強いフライドポテトとの相性もバツグンです。手が止まらない魔のスパイラルに陥りそうですね。

そしてここで、ダークホースが出現。なんと「コク」です。

コクとは味の総和のことで、単純に「味の濃さ」というわけではなく、基本5味がバランス良く含まれているほどコクが生まれます。ウマミバーガーは他社に比べて深い味になっているということですね。バーガーに限らずとも、このコクはかなり高めの数値。

味博士の研究所的には「コクバーガー」と呼びたいところです。

4社の基本5味(甘味・旨味・苦味・酸味・塩味)を比較してみると、味のバランスが似ているのはモスバーガーでしょうか。甘味は低いですが、旨味・塩味が強く、酸味もそれなりにあるという味の出方が似ています。

とはいえ、ウマミバーガーの甘味やコクははっきりと「違う…!」と多くの人がわかる程度。その実力は伊達じゃなかった…ということでしょうか。

ちなみに、海外ハンバーガーの日本上陸と言われると、少し大きなサイズ感を想像してしまうのですが、ウマミバーガーは比較的小ぶりで食べやすいです。小さな体にコクがぎゅっと詰まったハンバーガーですね!

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