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安心感を得たいなら「コーンスープ」を飲むべき3つの根拠

私たちの生活には悩みが尽きません。仕事のストレス、職場や学校での人間関係、友達や恋人とのトラブル…あらゆる角度から「さあ悩めやオラ!」と悩みの種を突きつけてくるのが神様であり、人生です。しかし、悩んでばかりいるのも疲れるもの。「たまにはほっとさせてくれ!」と思う瞬間もあるのではないでしょうか。そんなときには、「コーンスープ」を飲むのが良いかもしれません!

コーンスープによる安心感をガチで測定したら…

岡山県立大学の研究者らは、コーンスープがもたらす安心感を調べるために、こんな実験を行いました。

まず、以下の4種類のスープを用意します。
1)コーンスープ(甘味と香りがある、黄色、とろみがある、90kcal)
2)偽コーンスープ(塩味がある、香りはない、無色、90kcal)
3)チキンコンソメスープ(旨味と香りがある、薄茶色、43kcal)
4)偽チキンコンソメスープ(塩味がある、香りはない、無色、43kcal)

なお、偽コーンスープや偽チキンコンソメスープとは、食物繊維や塩分を混ぜて作った、コーンスープやチキンコンソメスープとカロリーは同じだけれど味気がないスープで、カロリーが影響していないことを示すための比較対象です。

これらのいずれかを11人の実験参加者に飲んでもらったあとで、以下の5つの指標について、飲んだ直後から1時間後までの変化が計測されました。
1)安堵感(-5から+5の11段階で評価)
2)満腹感(0から100までの数字で評価)
3)心拍数
4)交感神経と副交感神経の活発さ
5)エネルギー消費量

その結果、コーンスープとチキンコンソメスープでは飲んだ直後の安堵感が高くなり、コーンスープの場合は、飲んでから45分後まで安堵感が高い状態が維持されていました。また、満腹感についても、コーンスープとチキンコンソメスープはともに飲んだ直後に上がっており、コーンスープは60分後まで満腹感が維持されていました。偽コーンスープはコーンスープと同じカロリーですが、満腹感は維持されていませんでした。

さらに、心拍数についても、コーンスープを飲んだ場合が最も高くなりました。心拍数や食欲を制御する神経である、交感神経や副交感神経のはたらき方や、エネルギー消費量にはいずれのスープでも差はみられませんでした。

これより、コーンスープは、安堵感と満腹感を高め、心拍数を高めるはたらきがあると言えそうです。言い換えると、コーンスープを飲むと、少し安心した気持ちになれるようなのです。

コーンスープが人をほっとさせる理由

コーンスープはなぜチキンコンソメスープや、カロリーが同じで味気がない偽コーンスープよりも安心感が得られやすいのでしょうか。その理由は主に3つ考えられます。

1)甘味が幸せにさせる

コーンスープの味の特徴は言うまでもなく、コーンのほのかな甘味です。甘味はエネルギー源の証であるため、人や動物は甘味を生まれつき好むようになっています。また、甘味は心地よさ、楽しさ、嬉しさなどのポジティブな感情を喚起する味であることも、これまでの研究から分かっています。甘味は私たちの安心感につながる味なのです。

2)黄色は神経を興奮させる

また、コーンスープの特徴は「黄色」であることです。色彩心理の分野では、黄色は興奮や陽気さ、元気や嬉しさなどをイメージさせる色であるとされています。つまり、黄色い見た目が、心拍数の増加に関係すると考えられるのです。黄色の視界に入れ、口に入れることで、無意識レベルで私たちを地味に元気にすることにつながっているのかもしれません。

3)粘度が満腹感につながる

さらに、コーンスープはとろ〜りとした粘度のある口当たりが特徴的です。実は、このとろ〜り感こそが満腹感につながると考えられています。他の研究で、粘度の異なる液体を口に含んだ時の満腹感を調べた研究では、粘度が高いほど満腹感が高まったといいます。

このように、コーンスープは、私たちをほっとさせる要素が詰まっているのです!最近は気温が下がってきましたので、暖かい飲み物を飲むことでより安心感が高まるかもしれません。不安に襲われた時は、ぜひコーンスープで一息ついてみてくださいね!

参考:スープ摂取後の安堵感の評価と心理的,生理的要因の検討

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味博士の研究所 編集部
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