課題や宿題はガムを噛みながら遂行するのがオススメ!

そろそろ、夏休みの課題や宿題に追われる人も出てきているのではないでしょうか。課題や宿題といえば、タイムリミットがあるにもかかわらずやる気が起きず、やったらやったで集中が持続せず、誘惑に負けて遊んでしまい、結局前日や当日に徹夜で仕上げる人が多いものの象徴ですよね。

そんなときにおすすめなのがガム

平均年齢21.02歳の大学生49名を対象とした研究では、課題遂行中にガムを噛むことで心拍数が上昇、眠くならずに済んだり、正答率も高くなるという結果が得られています。

ガムの咀嚼が課題遂行時に及ぼす影響

研究において、対象は課題をする前にガムを噛む群、課題をしながらガムを噛む群、ガムを噛まない群に分けられました。心理指標として「活気のある」「動揺した」「ゆっくりした」というマークシート調査、生理指標として心拍数や指先の血流量、発汗などの状態を調べる皮膚コンダクタンスが使われました。

ガムはシトラス味。ミント系のガムはミント特有の刺激があるためにシトラス味となったようです。実験は20分ガムを咀嚼する必要があるため、20分以上味が持続することが確認されました。

1人につき用意されたのは3課題でその前後に安静時間が用意され、前安静を対照として変化が調べられました。

結果、心理指標には群間差が認められなかったものの、生理指標では課題をしながらガムを噛む群はその他の群に比べて心拍数の変化量が大きいことがわかりました。また、課題の解答数、正答数が平均値として高い傾向が見られたようです。

これは咀嚼という局所的な低強度運動が交感神経活動に影響を与え、さらに課題における判断の正確性が上昇した可能性があるのではないかと考えられています。

ガムは噛まないより噛んだ方が良く、事前に噛むよりも噛みながら宿題や課題をした方が良いということですね。

夏休みだけでなく、宿題・課題を遂行する際にはぜひガムを噛みながらやってみてください。ガムを噛まないときに比べて眠くならずに済むかもしれません。

また、宿題・課題だけでなく仕事にも応用できるでしょう。おためしあれ!

 

参考:課題遂行に対するガム咀嚼タイミングが心理・生理反応および課題成績に与える影響

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