枝豆の茹で汁はだしに活用しよう
使う予定がなければついつい捨ててしまう枝豆の茹で汁。茹でたあと、枝豆はザルへ……茹で汁はシンクへ……ってちょっと待ってください!枝豆の茹で汁、捨てるにはもったいないほどのポテンシャルを秘めているんです。
油汚れなどキッチンのお掃除に活用することもできるようですが、【1000円以下!】おつまみを使って高級カニ雑炊の味を再現する方法の記事でもご紹介した通り、枝豆の茹で汁はだし汁にも活用できるんです!今回は、枝豆のだし汁としての底力を見ていきましょう。
枝豆だしは超有能
下図は市販のこんぶだしと枝豆の茹で汁(枝豆だし)の基本5味(甘味・旨味・苦味・酸味・塩味)を味覚センサーレオで数値化したものです。
枝豆の茹で汁(枝豆だし)は旨味はこんぶだしに劣るものの、甘味と塩味がほどよく含まれているため、コクのあるだしを取ることができます。だしに味がある分、加える調味料も減らせます。
旨味をアップさせるコツは旨味の相乗効果を狙うこと。枝豆に含まれている旨味成分はアラニン、グルタミン酸ですから、魚介やお肉などの旨味成分であるイノシン酸と合わせるのがおすすめです。
茹で汁までいただくと、ビタミンCやビタミンB群などの水溶性ビタミンまで余すことなく摂取することもできるはず。なお、茹で汁が赤やピンクになるのは枝豆に含まれるアントシアニン類の天然色素が溶出したことによる変色[※]なので、怖がらなくても大丈夫です。
いままで枝豆の茹で汁を捨てていた方は、これを機にぜひだしとして活用してみてください!
最後に、下処理として塩味をつきやすくするために行う端の部分のカットは、だしを取れやすくする効果もありますので、忘れずに行ってくださいね。
参考:※ 愛知県衛生研究所
関連記事:
【1000円以下!】おつまみを使って高級カニ雑炊の味を再現する方法
唐揚げにビールはなぜ?唐揚げに合う飲み物とは
ビールが老化を防ぐ?!ビールの抗酸化力がスゴイ