自転車のカゴにみかんを入れて走ると甘くなる!?味覚センサーで検証してみた

みかんをまとめて甘くする方法があった

スーパーで袋詰めのみかんを買ったときに発生するみかんの当たり外れ。しかしできるだけ酸っぱいみかんには当たらないでほしいものですよね。

酸っぱいみかんを甘くする方法としては「揉む」などの方法がありますが、量が多い場合ひとつひとつモミモミしているとめんどくさくなったり、手が疲れたりすることも。

もっとお手軽にみかんを甘くしたい…と思っていると自転車のカゴにみかんを入れて走ると甘くなるという説を発見。噂が本当なのか、味覚センサーで検証してみます。

みかんと自転車のカゴみかんを味覚センサーで検証

さっそく何もしていないみかん自転車のカゴに入れて走行したみかんを準備し、味覚センサーレオで分析しました。

本当にみかんは甘くなっているのでしょうか…!?比較データを見てみましょう!


味覚センサーレオで基本5味(甘味・旨味・塩味・酸味・苦味)を分析すると、変化が見られたのは上図の甘味と酸味でした。甘味は0.24ポイント、酸味は0.51ポイントもの差があり、ほとんどの人が味の違いを感じることのできるポイント差の水準(0.20)をクリアしています。

結果、みかんを自転車のカゴに入れて走ると酸味が下がり、相対的に甘味が上がることが実証されました!

みかんが甘くなる理由と甘くするコツ

ポイントは「衝撃」にあります。自転車のカゴに入ると、カゴや隣のみかんとみかんがぶつかり、みかんの細胞が傷つきます。その傷を修復するため、みかんは酸味成分である「クエン酸」を消費。クエン酸の量が減って酸味が下がるため、甘味を強く感じるようになるのです。みかんを揉むと甘くなるメカニズムもこれと同じ。

以上のことから、自転車のカゴにみかんを入れて走るときはなるべくみかんがぶつかり合うように走るとより一層甘くなると考えられます。具体的な時間はみかんや道路の状態によって異なりますが、自転車でスーパーに行った場合は帰り道で済ませられますね。ギチギチに袋詰めされたみかんに関しては、袋の口を少し緩めてあげると良さそうです。

また、これを言ったら本末転倒ですが、自転車のカゴに入れずともみかんを固めの箱に入れて振るだけでも効果が期待できるような気がします。

ただし衝撃を与えすぎるとみかんがぐちゃぐちゃになるなど、甘さと引き換えに食感を犠牲にする可能性も。あくまで優しさを忘れないようにしてくださいね。

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