寒さが身に染みる日は、やっぱりおでん
近頃、日増しに寒さが身に染みるようになってきましたね。こんな季節にはやっぱりおでんに限ります!おでんの作り方は具材をお好みのだしで煮込むだけで至ってシンプル。古くから伝わるだしの味は、日本人にとってはDNAに刻み込まれた味でしょう。
そんなおでんですが、どうしても何かしら余ってしまうことが多く、当日の夜からがっかり感を醸し出し、数日後にはやっかい者扱いという可哀想な運命を背負っています。しかし実は残り物おでんを救済するとっておきのリメイクレシピがあるんです。それは…「お好み焼き」。
おでんの究極のリメイク法「お好み焼き」
レシピは簡単。どんな具材でも、ばばーっと豪快にお好み焼きの生地の中に混ぜ込んでみましょう。あまりにも大きな具材は切って、もし面倒であればハサミでジョキジョキ切ってもOK!生地に入れる水はおでんの汁に変えてみて。
おでんの具をお好み焼きに入れると、お好み焼き自身も格段に美味しく感じますし、おでんの具自体の味も蘇る気がするから不思議。とは言っても「作ってみました。はい、美味しかったね」ではちょっと物足りない…そんなときに味覚センサーレオの出番です!本当に美味しくなっているのか検証してみようではありませんか。
味覚センサーレオで検証してみた
資材は「おでんなしのお好み焼き」と、「おでん入りのお好み焼き」の2種類。これらを味覚センサーレオくんに食べさせてみました。
その結果がこちら。
おでんを入れたお好み焼きの方が、明らかに旨味が増しているのがわかりますね。さらに甘みも増加。
この旨味にどれだけ違いがあるのか?抽出して比較してみました。
旨味の差は0.55ポイント。これは95%以上の人が感知できる数値です!それもそのはず、普通のお好み焼きはキャベツの甘味と豚肉の旨味だけですが、おでん入りはおでんの練り物や昆布といった出汁の旨味だけでなく、大根やじゃがいもなどの甘味も加わっていますから。
栄養バランスも◎
そもそもおでんの具にはタンパク質や野菜などの栄養価がバランスよく含まれておます。しかし足りないものがひとつ。炭水化物だけは他で補わなくてはならないんです。
「おでんはご飯のおかずになるのか?」は終わらない論争ではありますが、お好み焼きに入れることで炭水化物も摂れるので、ご飯との相性に疑問を感じる必要性もありません。おでんを食べてお好み焼きで〆。そうするとバランスよく栄養を摂取することができるのです。
牛すじ、こんにゃくのゼラチン質な噛み応えや、ジャガイモのホクホク感など食感面からも新しい変化が嬉しい「おでんdeお好み焼き」。今年の冬はもう、余ったおでんに頭を悩ませることはなくなりそうですね。
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