ぶどうの表面に白い粉が!このぶどうは食べれるのか?
スーパーにおいしそうなぶどうが並ぶ季節になりましたね。週末のお休みにぶどう狩りを計画している方もいらっしゃるのではないでしょうか?
しかし!ぶどう狩りに行って収穫したぶどうをみてみると、ぶどうの表面に謎の白い粉が・・・これっていったい何なのでしょうか?農薬?虫?このぶどうって食べていいのでしょうか?
白い粉の正体とは?
この白い粉の正体は『ブルーム』といって、ぶどうの実の中に含まれる脂質からできている蝋なのです。
果物であるぶどうに脂質が含まれているなんてちょっと不思議な気もしますが、100gあたり0.1gくらいのわずかな脂質がぶどうにもあるんですね。
ブルームは雨や病気からぶどうを守り、ぶどうの水分を内側にしっかりため込んでおく働きがあるので、おいしいぶどうを作るには欠かせないものなんです。なので、むしろブルームが全くついていないぶどうよりも、しっかりついているぶどうを選んだ方が新鮮でおいしいというワケなのです。
魔法の粉ブルームはぶどう以外にも。
スーパーに売っているブロッコリーの茎をよく見てみると、白っぽい粉がついている場合があります。実はこれもぶどうと同じブルームなんです。
他にもリンゴ・ブルーベリー・きゅうりにもブルームはついているのですが、このブルーム、見た目にはやっぱりよろしくない!特にきゅうりのブルームは評判が悪くて、悪くて・・・
なので、最近では白い粉のついていない『ブルームレスきゅうり』がスーパーで売られるようになってきました。
しかし!ブルームきゅうりの方がおいしいのは確か。白い粉がついているきゅうりをスーパーで発見したら迷わず買うことをおすすめします。
ぶどうを買うならブルームつきを!
いや、実は最初に書こうかどうしようか迷ったんですが、『白い粉』といえばやっぱりアレじゃないですか。持ってたらお巡りさんが飛んでくるかもしれないアレ。
ひょっとしてアレが表面についているんじゃないかと疑っていたんですよね。
でも、アレじゃないならひと安心!この秋は思う存分ブルームつきのぶどうを楽しんじゃいましょう。
参考:JA福岡
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