梅雨は偏頭痛を引き起こしやすい?
じとじとしていて、なんだかはっきりしない季節、梅雨が今年もやってきました。
なんだか梅雨になると偏頭痛が起こりやすいと感じてはいませんか?
気のせいだと思っていたそこのあなた!実は気のせいではなかったのです。
今回はそんな梅雨の時期特有の偏頭痛を改善する食べ物をご紹介します!
梅雨の偏頭痛の原因とは?
そもそもなぜ梅雨になると偏頭痛が起こりやすくなるのでしょうか。
梅雨は、一年のなかでも気圧が不安定な時期。短期間に気圧が変化するので自律神経が乱れ、血流が悪くなります。血流が悪くなると、体内にたまった余分な水分を外へ排出することができずむくみやすくなります。
むくみと聞くと足などが思いつきますが、実際には頭など体全身のどこでもむくむ可能性があります。諸説ありますが、この頭のむくみこそが偏頭痛の原因と言われています。
むくんでいる状態の血管は、収縮し血流が悪くなっています。それを改善するために、血管を収縮する性質をもつセロトニンを分解し、だんだんと数が少なくなると、血管が拡張していき血を流れやすくします。
この、悪くなった血流の流れを改善しようと血管が拡張する際に、頭痛が起こりやすくなるのです。
救世主はスイカの白い部分だった!
偏頭痛を起こすたびに、頭痛薬を飲んで…を繰り返すのはいやですよね。
そんな厄介な偏頭痛を緩和してくれるのが、スイカの白い部分に含まれる「シトルリン」なのです!
シトルリンは、血管の機能維持において必要不可欠な成分です。血流の悪化を改善してくれ、むくみをとる効果があります。常に血管を巡っており、血流が悪くなった箇所をみつければすぐに改善してくれるため、「スーパーアミノ酸」とも呼ばれています。まさに必要なときに駆けつけてくれるスーパーマンなのです!
シトルリン特有の血流の悪化を改善する効果が、気圧の変化によって血流が悪くなった血管を拡張する際に起こる偏頭痛を改善してくれるというわけです。
まさにスーパーマン!なシトルリンを摂取するには、スイカの白い部分が一番手っ取り早いです。例えば、スイカの白い部分100gあたりに含まれるシトルリンは約180㎎ですが、きゅうりは約9.6mg。シトルリンの1日に摂取しておきたい量は800gといわれおり、スイカの場合は大体1/7個ですが、きゅうりに換算すると約56本食べなければいけません。
きゅうり56本ですよ!どんなにきゅうりが好きでも、さすがに1日の食事で食べるには無理がありますよね。
なんだか急にスイカの白い部分がたくましく見えてはきませんか?
まずくても捨てないで!
でもスイカの白い部分っておいしくないし…と誰もが思ったことでしょう。確かにお世辞にも最後の晩餐にしたい!とは言いがたいですね。
白い部分が苦手という人は、スイカの皮を使った浅漬けはいかがでしょうか?
作り方はとっても簡単です。
① スイカの皮を細切りにする
② 全体量の約2%の塩を①に揉みこむ
③ 8時間ほど漬けたら、完成!
ぜひ、この時期はスイカを食べたら白い部分も残さず食べきるようにしてみてください。
参考資料:
偏頭痛について
むくみと梅雨の関係性について
シトルリンについて
シトルリンの含有量
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