「味博士の研究所」に新しい風を吹かす編集長が登場
私・編集長の大嶋(@minamo_ca)は300本以上の記事を執筆・編集して参りましたが、4月からは山口が新しい編集長となります。これまでの「食を科学する」「オリジナリティを追求する」といったコンセプトは大幅に変えないまま、より山口色に染色された「味博士の研究所」を作っていく所存です。
今日は、山口がいかに面白く、次期「味博士の研究所」編集長にふさわしい人物であるかということを熱弁するために、山口との馴れ初めをオモチロオカシク話したいと思います。
山口が編集長に就任するまで
山口とは、目を合わせたその瞬間から互いのアスペさを認識し合った中です。出会って早々「私はヅラである」と告白してくるという大胆な一面を披露してきたため、間違っても「私も同じです!」などと、会話術によくある共感の提示やうなずきテクニックというのが全く通用しない象牙の塔であることを察しました。
また、雨でも傘は決してささない強靭な撥水性を持ちあわせているほか、18時を回って「まだ15時ごろだと思ってた!ヤバイ大遅刻だ!!」と大焦りする相対論を超越した時間感覚の持ち主あるかつ、「体液の味と性格の関係を調べて記事にしたい」とかいうヒポクラテスの「四体液説」顔負けの性格分析法を提案してくる革命児です。作業中も「明治ブラックチョコレート10個入り」一箱をポーカーフェイスで安々と平らげる、私にも負けないチョコレート中毒っぷりを呈しています。
そんな、他のオンナたちとは全く異なる魅力にすっかり心を奪われてしまった私は、
「次期編集長は、この人しかいない!」
という確信が盲信に変わり、互いの距離を縮めようと様々な手段を試みることにしました。
狙った獲物は逃さない!
まずは初回のランチで「お昼はカレーにしますか」という誘い水を投入。すると「えっ、どうしてナンが大好きなのバレたのですか」との返しが!見事コールドリーディングに成功です。心のなかでガッツポーズ。つかみはOK。ちなみに山口はナンを2枚食べていました。
次に、人は心で共感するのか・それとも頭で共感するのか問題、いわゆる「熱い共感」と「冷たい共感」について何の前触れもなく話をふっかけたところ、「共感器官は、頭だよね」という冷酷寄りな見解一致を果たすことで、キレイゴトだけで繋がるカンケイ、いわゆる「キフレ」の壁を早々に崩壊させることに成功しました。
さらに、仲良くなるには共同作業という王道戦略に基づき、「オレオ」を分解して「レオレ」を作る作業を一緒に行ってみたところ、「一袋のオレオからはレオレが一個も作れなかった」という惨事に。しかしそれは、手先が超絶不器用同士という共通項の発見につながり、私たちは加速度的に急接近することになりました。狙い通りだ!!
そのようにして二人の距離をファンデルワールス半径に近づけているうちに、次第に彼女は嬉しいことを言ってくれるようになりました。
大嶋さん!私が考える企画、ことごとく過去に大嶋さんにやられているんですが!!
・・・!!!!!
考えることが、一緒・・・だと!!!
思考回路が一致することほど、互いの親密さをあらわす指標はないでしょう。
これはもう、最後の一句を下すにふさわしきタイミング。
そして私は言いました。
アスペコミュ障が故に、最も大事な場面でうっかり誰が(Who)何に(What)なるのかを完全に省略してしまうという痛恨のミスを犯してしまったにも関わらず、彼女の回答は・・・
はい!編集長として頑張らせていただきます…!
テレパシー!!!
かくして、4月からは山口が編集長となることになりました。めでたしめでたし。
引き続き「味博士の研究所」をどうぞ宜しくお願い致します!!