ペヨングペヤング戦争の勃発
カップ焼きそばの王者、ペヤングの姉妹品であるペヨング。
あなたはすでに食べましたか?
発売するニュースが発表されると同時に、「パクリ商品!?」と疑わざるを得ない衝撃的なネーミングにより、一気に巷の話題をかっさらっていったペヨング。
満を持して発売された3月14日以降、世界は一変しました。
グルメ系ニュースはペヨングとペヤングの食べ比べ記事が続々と掲載され、twitterではペヨングが山積みになっている写真がツイートされまくり、発売日が違う(関西のほうが14日遅い)ことで関東VS関西の熾烈な争いが繰り広げられるなど、世界を混沌の渦に叩き落としたペヨング…。
ただ、ここは「味博士の研究所」なので世界より味の話をします。
巷に挙がっている食べ比べを見てみると、「正直ほとんど変わらない」「ペヤングのほうが味が優しい」などの意見が挙がっています。
しかしそこには大きな問題があります…
そう、「味覚は人によって違う」のです!
人間の味覚を以ってして真実を知ることはできない
悲しきかな人間の味覚は十人十色。
仲間と一緒に食べ比べて「違うかな?違わないかな?」と言っている瞬間はとても楽しいのですが、一方で「真実にはたどり着けない」という絶大な虚無感に対し、我々人類は成す術もありません。
しかも、ペヨングはペヤングの廉価版。情報強者のネット住民は「味が違う」や「かやくが違う」、「ペヤングよりペヨングのほうがグレードが低い」などの事前情報にたどり着いていることでしょう。つまり、すでに我々は「ペヤングのほうが美味しい」という先入観に洗脳されているのです。
脳には逆らえない。だって人間だもの。
そこで今回はそんな混沌とした世の中を救うべく、味博士研究所の最終兵器、味覚センサーのレオくんを召喚!
味覚センサーレオもとい救世主(メシア)に、ペヨングとペヤングの闇を浄化していただきたいと思います…!
ごくり。
ペヨングとペヤングを味覚センサーレオで分析
世界を覆うほどのまばゆい閃光とともにレオくんが降臨。
さあ、審判の時間です。
いったいレオくんはどんな判決を下したのでしょうか。
その結果がこちら。
レオくんのチャートで見るとほとんど同じに見えます。
しかし、1点だけ…明確な違いがあります。
それは、甘味。
ペヤングの甘味の数値は1.88。対して…ペヨングは1.65。
その差0.23!!
では、0.23とはどれほどの違いなのでしょうか。
答えは「95%の人が味を認識できる水準」。
つまり、ペヨングよりもペヤングのほうが甘みが強いという明確な味の差があるのです!!!
この記事を読んで紛れもない真実を知ったあなた、ぜひ仲間と食べ比べをしてみてください。
万が一、「味違わなくね?」なんてコメントを発した人が居た日には、そのかたは…残念ながら味オンチかもしれません…