料理を進化させる「リメイクレシピ」でエコに時短!〜トマト料理編〜

料理そのものをリメイクしてみよう

日中お仕事や勉学に励んでいる方は、ゆっくり料理する時間をなかなか取りにくいと思います。また、メニューごとに食材を揃えるのも地味に大変ですよね。

そこで今日は、一旦料理を作ってしまえば、日々少しずつアレンジすることで違う料理に進化させることができる「リメイクレシピ」をご紹介いたします!素材を使い回しすることは多いですが、料理自体を使い回すというのは中々やられていないのではないでしょうか。

統計の力でリメイクレシピを発見!

とはいえ、使いまわせる料理を見つけるのは簡単ではありません。
そこで、フードサイエンティストの吉田龍巨さんにご協力頂きました!

◎吉田龍巨(たつお)さん
89年生まれ。東京大学卒工学修士、専門は数理シミュレーション。 企業でデータ分析をやりつつ、10年来の趣味として自己流でフードサイエンスの研究を行っている。料理スタイルは温度計4つを駆使した神経質タイプ。研究詳細は、ホームページ(自己流フードサイエンス:http://www.food-scientist.com/ja/)に掲載中。TwitterFacebookでも活動中。

吉田さんが作成した、国内外のレシピのテキストデータを収集し分析する「リメイクレシピ発見システム」を用いて、今回は「トマトスープ」から始まるリメイクレシピを作りました。さらに、味がどのように変化していくかを、味の数値化ができる味覚センサー「レオ」で調べてみました!

トマトスープが3段階に進化!

あくまで統計的に抽出しているため、リメイクしやすいようにレシピを少々変更しつつ進化させていこうと思います!なお、今回集計したのは、海外のレシピサイト「Open Source Food」のデータです。

Day1 シンプルトマトスープ

1日目のレシピはこちらを参考にしました!

レシピではチーズを加えていますが、この先煮込む過程でチーズが固まってしまうので、トマト缶に水とコンソメ、塩しょうを加えて煮込むというシンプルなトマトスープを作りました。

Day2 ポーチドエッグをのせたコーンのトマトソース煮

2日目のレシピはこちらを参考にしました!

作ったトマトスープにとろけるチーズとコーンを入れてしばらく煮込み、別で用意したポーチドエッグをのせてパルメザンチーズをかけたものを作りました。スプーンですくってお惣菜の一つとして食べられます!

Day3 ごま油香る野菜のトマト煮

3日目のレシピはこちらを参考にしました!

前日のトマトソース煮に、さらにジャガイモ、ニンジン、たまねぎを加えて煮込みます。翌日のために、野菜は薄めに切ると良いですよ。汁気がなさすぎる場合は少々水を追加してもOK。十分に野菜が柔らかくなったら、ごま油を少々かけて完成です。

Day4 野菜のトマト煮サンドイッチ

4日目のレシピはこちらを参考にしました!

野菜のトマト煮を完全に煮込んでから、焼き目をつけたパンにはさみます。一緒にバジルを挟み込みました。お好みでさらにチーズを追加しても良さそうです!

このように、トマトスープが4日間かけてサンドイッチに進化しました。リメイクレシピ、面白くないですか?

気になる味覚の変化は?

続いて、このリメイクの連鎖によって味覚がどのように変わるかをチェックしてみましょう。味覚を調べてくれるのは、食べ物の味覚を数値化できる味覚センサー「レオ」!レオを使えば、基本5味(甘味・旨味・塩味・酸味・苦味)が分かります。

4日間の味覚の変化はこの通り!

食材を加えていくごとに、徐々にではありますが5味のバランスが変化していきます。1日目はトマトの酸味と旨味が突出していたものが、チーズやジャガイモなどの甘味や塩味を持つ具材を追加していくことで、徐々に4つの味覚の数値が近づき、バランスが良くなってきました。以下は、「味のバランス度(四角形への近さ)」を計算してみたものです。日が変わるにつれて四角形に近づいてています。

今回は苦味を持つ食材を加えなかったため、苦味はほとんどありませんが、最終日にできたサンドイッチに、苦味を持つコーヒーを合わせることで、苦味成分を補うことができ、さらに口の中で五角形に近づけることができます!毎日このように味を変化させることができれば、飽きる心配もありませんね!

いかがでしょうか?味博士の研究所では、吉田さんとともに今後もリメイクレシピを提案していきます!お楽しみに!


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