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硬水・軟水でコーヒーの味は本当に変わるのかを可視化してみた!

硬水・軟水でコーヒーの味は本当に変わるのかを可視化してみた!

脱!コーヒーのマンネリ化

150319_コーヒーイメージ今年も残り一ヶ月を切りました。寒さによって睡魔が襲いがちなこの季節、自宅やオフィスでのコーヒーの消費量は増えていませんか?コーヒーを飲むときは、手軽に飲めるインスタントコーヒーを使われる場合が多いと思いますが、毎日同じだと飽きてしまいますよね。

そこで、よく言われているある方法で、コーヒーの味を変えられるかどうかを試してみることにしました!

硬水・軟水で味が変わるってホント?

151027_水その方法とは、コーヒーを淹れる時の水の種類を変えるというものです。水の種類は大きく2つに分かれ、マグネシウムやカルシウムなどのミネラルを多く含む「硬水」と、あまり含まない「軟水」があります。一般的には、コーヒーのお湯に硬水を使うと苦味が際立ち、軟水を使うとまろやかになると言われています。

そこで、硬水と軟水の2パターンでコーヒーを入れて、味覚を数値で表現できる味覚センサー「レオ」でその違いを調べてみました!

まず、「苦味」の違いを見てみましょう。

151203_苦味比較

確かに、硬水の方が苦味が高くなる傾向があるという結果になりました。この理由としては、コーヒーに含まれる苦味成分は、軟水よりも硬水に溶け出しやすいことが原因だと考えられています。

次に、「まろやかさ」についてです。まろやかさの定義は人によりさまざまですが、味博士の研究所では、各味覚の数値の分散を使った独自の計算法でまろやかさの指標の一つを算出します。

151203_まろやかさ比較

その結果、この指標を使った場合は、軟水のコーヒーの方がまろやかであることが分かりました。軟水のコーヒーの方が、基本5味(甘味・旨味・塩味・酸味・苦味)の値のばらつきが少なかったため、口あたりが優しくなるのだと考えられます。

ちなみに、日本で広く普及されている水、蛇口から出る水は軟水です。今まで水道水を使っていた方は、お店で売られている硬水で試してみると、違った味を楽しめるかもしれません。

さらに、コーヒーを美味しく飲む方法として、インスタントコーヒーをフライパンでから煎りすると、コーヒーの香ばしさがアップしますよ。ちょっと手間をかけるだけで、お家でもコーヒーの上品な香りを楽しめます。水の種類を変えるのと同時に、ぜひ試してみてくださいね!

 


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