料理にコクを出したければ、”ある粉末”を加えよ!

コクを出すのは案外難しい

普段からよく料理をする人は、食材の下処理を丁寧に行ったりレシピ通りに調理しても思い通りの味に仕上がらない、なんてことも時々あると思います。特に、お肉やソースにコクが出ず、どうも味が平坦になってしまうことはありませんか?

今日は、料理のコクをアップさせる意外な食材についてお教えいたします!

苦味をプラスでコクがアップ

まずは、実際にコクがアップしているところを見ていただきましょう。味博士の研究所では、食べ物の基本5味(甘味・旨味・塩味・酸味・苦味)の全体の強さの数値からコクを算出しています。基本5味の分析はもちろん、食べ物の味を数値化できる味覚センサー「レオ」!さっそく、コクをアップさせる”ある粉末”の効果を見てみましょう。

一つ目は、ドレッシングに”ある粉末”を加えた場合。

ドレッシングは塩味・酸味・甘味を強く持ちますが、”あるもの”を加えることで苦味が増え、コクがグンとアップしていました。

二つ目は、お肉に”ある粉末を加えた場合。

旨味・甘味・塩味に特徴があるお肉においても、”ある粉末”を加えると苦味が追加され、コクがあがります。

このようにコクをアップさせる”ある粉末”とは、一体何者なのでしょうか?

味の打ち消し合いを起こさない組み合わせ

実は”ある粉末”の正体はインスタントコーヒーの粉末でした!

例えば、液体のコーヒーに砂糖を加えていくと、苦味が抑えられて甘味が増してくるような現象が起きますよね。通常は、味の抑制効果といって、単一の甘味に対してコーヒーの苦味を加えると、お互いに味を打ち消し合うように働きます。しかし、ドレッシングやお肉などの、苦味以外の2〜3つの味覚を持つ食材の場合、コーヒーを加えると甘味が打ち消されることなく苦味だけが増し、コク(味全体の強さ)も増すのです。

あなたも、お肉の調理やちょっとしたソース作りをするときは、ぜひ、少しだけインスタントコーヒーの粉末を混ぜてみてください!コクがアップして、いつもより美味しくなりますよ♪


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