焼き鳥よりは食べる機会は少ないものの、お酒のおつまみにピッタリの「焼きとん」。
豚肉や豚の内蔵肉(ホルモン)を串焼きにした焼きとん、いざ頼もうとしても、どの名前がどの部位なのか分からない方も多いのではないでしょうか。
さらに、その食感も未知。どれに挑戦すべきか、迷いますよね。
そんな方のために!今回は、「マニア度」を指標に、食べやすいものを5つ紹介します。
マニア度が低いほど初心者向けで、高いほど好奇心高い人向けになります(最大☆3つ)。
■ハツモト マニア度☆
ハツとは心臓(Hearts→ハーツ→ハツ)のことで、ハツモトは心臓と他の臓器のつなぎ目部分を指します。
コリコリはしていますがブヨブヨとしておらず、味はジューシーで食べやすいです。
■チレ マニア度☆
チレは脾臓です。こちらは朝鮮語が語源だそうです。
食感や味はレバーに似ており、もっちりとした旨味と鉄分の強い部位です。
■テッポウ マニア度☆☆
テッポウとは直腸のこと。切り開いたときの形が鉄砲に似ている事から名付けられたそうです。
弾力のある柔らかめの部位であり、脂肪の甘味も多い濃厚な味わいです。
■ガツ マニア度☆☆☆
ガツとは胃袋(guts→ガツ)のことです。
貝のように簡単には噛み切らせない食感で、噛めば噛むほど独特の味が出てきます。
■コブクロ マニア度☆☆☆
コブクロは漢字で「子袋」。字の通り、子宮を意味しています。
こちらはプリプリとしており噛みごたえがありますが、臭みなどはなくマイルドな味わいです。
こうして見てみると、語源が様々で不思議ですね!内蔵は食感がそれぞれ違って面白いですよ。
焼きとんのメニューを見て、頼む部位に困ったときは、ぜひ参考にしてください♪
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