コレを使いこなせたら料理上手!—魚介や鍋をグンと美味しくする調味料とは?

料理の美味しさを決める調味料には、様々な種類があります。

料理の「さしすせそ」から、酒、みりん、ケチャップ、香辛料などなど・・・スーパーに行けば、自然のものから化学的なものまで、沢山揃っていますね。

そんな数ある調味料の中でも今日は、ぜひ食卓に加えたい、ある伝統的な調味料を紹介します。

コレを使えば、

1)魚介類や鍋の旨味がアップする

2)いつもと違う美味しさを味わえる

3)料理のデキる人と思われる

といったメリットがありますから、見逃せませんね!早速見てみましょう!

 


 

今回ご紹介するのは、魚醤(ぎょしょう)の一種である「いしる(いしり)」

皆さんは聞いた事ありますか?

同じ「醤」の字を持つ通常の醤油は、大豆や小麦を発酵させて作りますが、魚醤は魚介類を発酵させて作るものです。

その魚醤の中でも、いしるはイカの内蔵やサバ・イワシなどの青魚を発酵させて作られるもので、石川県の能登地方や輪島地方で生産されている伝統的な調味料です。

この調味料は、日常の食卓でもこんな風に使うと、魚介類由来の旨味とコクが引き立って、いつもと違う美味しさを味わえますよ♪

たとえば、イカのいしる焼き

いしるは醤油やめんつゆのようにビンやボトルに入って売られていますので、ラベルの説明に従って適度な濃さに薄めます(8〜10倍に薄めることが多いようです。)

その薄めたいしるに、イカをしばらく漬けてから焼きます。

そうすると、香ばしさと旨味が味わい深いおつまみが完成です!

また、この時期ですと、鍋のだしの素の代わりにこのいしるを加えて作る、いしる鍋もオススメです。

具材は、大根やきのこ、白身魚やエビを加えた魚介鍋にすると良いでしょう。

 

その他に、いしるは、ブリ大根のような煮物に用いたり、ラーメンの隠し味として使われていたりするようです。

鍋や煮物が美味しいこの季節、いつもと違った調味料を取り入れてみてはいかがでしょうか☆

 

*日本の食文化をもっと知りたい!

関連記事:【2分で身に付く教養】食に対する「日本の心」とは?

 


 

味覚のおもしろ話がいっぱい!

FacebookTwitterで、味博士をフォローしてね!

 

当ブログでは、味覚に関する企画を募集しております。
味博士に聞いてみたい味覚の謎、気になるおいしい食べ合わせなど何でも結構です。
ご気軽に問い合わせフォームまたはコメント欄にご意見をお寄せ下さいませ。

 

味覚に関する詳細は拙著をご覧ください。

【日本人の味覚は世界一 (廣済堂新書 36) [新書]】
■鈴木 隆一 (著)
■廣済堂新書
■税込¥ 840

 

 

役立ち情報カテゴリの最新記事