気温が低くなると、ヒトの体は体温を上げるために食欲がみなぎってくるものです。
そんなついつい食べ過ぎてしまう季節が始まる前に!
味覚を意識していたら、少しは暴食を防げるかもしれません!?
「食べたい」という欲求は脳の指令によるものです。
食欲が高まっている時には「内因性カンナビノイド」という物質が分泌され、一方満腹時には、「レプチン」というホルモンが分泌されます。
さらに、満腹になると、食欲だけでなく味細胞の感度も低下します。
食事をスタートした頃の方が美味しく感じるのは、気のせいではないのです。
空腹により味細胞の感度が高まっているからなのですね!
さて、食べ過ぎない為には、なるべくこの「レプチン」を早く分泌させたいものです。
一体どうすれば良いか?食べまくるしかないのか?
いいえ、そんなことはありません。
ポイントは、調味料です!
濃い甘味と濃い塩味、といったように、異なる種類の強い味覚刺激を受けると食欲が増進されます。
これを逆手に取れば、似た味覚の刺激をが続くと、早くレプチンが分泌され、少ない量で食欲を満たす事ができる、ということです!
簡単に言えば、食事で使う調味料を1種類にしてみると、早めに満腹になるということです!
例えば、焼き魚をダイコンおろしと醤油で食べるならば、サラダのドレッシングも和風(醤油ベース)ドレッシングにするといった具合にです。
これなら、手軽に食欲を抑えられると思いませんか?
ちょっと味わう楽しみが減りますが、食べたい欲求は叶えられるので、断食するよりは気持ち的にも楽にできますよ!
もちろん、調味料のかけ過ぎは禁物です。
痩せていても太っていても、塩分の取り過ぎは体に悪影響ですので、あくまで適量をおかけくださいね!
こちらの記事でも、太らない食べ合わせについてご紹介しております☆
ぜひ、味覚を意識して、ぽっちゃり化を防止しましょう!
*自分の好きな食べ物の傾向を診断しよう!
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