アメリカ心臓協会が発表したところによると、1日30gのドライフルーツを摂取するとダイエットに有効な上、心血管疾患の予防に効果があるそうです。
特にカロリーオーバーになりがちな年末年始、ナッツ類を上手に食生活に取り入れることは健康とダイエット双方に良いんだとか。
それでは、どんなナッツ類を摂取するべきなのでしょうか。
体内の機能の調節は、アーモンドにおまかせ!
アーモンドは、われわれの体内の機能調節に役立つ成分を豊富に含んでいます。ストレスを緩和し筋肉の動きを高めてくれるマグネシウム、腸の動きを調節する繊維成分、そしてビタミンBとビタミンE、カルシウムまで。
「痩せる脂質」と呼ばれるオメガ3脂肪酸も含んでいるため、ダイエット中の人には小腹が空いたときのおやつとしても良いでしょう。
また、アーモンドの植物性たんぱく質は、朝食に摂取すると即エネルギーとなる利点も。専門家は、特に学生たちに午前中のおやつとしてアーモンドを摂取することを勧めています。
また、カリフォルニア大学による最新の研究によると、アーモンドを摂取することによって、血糖値やインスリンの代謝を含む心血管代謝のリスク要因を減らせる可能性があることが判明。
研究者が「朝食を食べない習慣のある人も、せめてアーモンドを食べましょう」と呼び掛けているほどです。
豊富なたんぱく質がスポーツマン向きの「ピーナッツ」
良質な脂質とアミノ酸を含む植物性たんぱく質な豊富なピーナッツは、健康に寄与する食材のひとつです。
ただし、気軽に購入できるピーナッツは塩分が多いため、高血圧に注意する必要があり。
研究者によると、ピーナッツの良質なたんぱく質はスポーツ愛好者の心強い味方だそうです。
エネルギー補給には「栗」か「ピスタチオ」
栗は、全成分の85%が炭水化物です。これは、即エネルギーとなることを意味します。
栗はまたほかのナッツ類と異なり、脂肪分が少なく、リンやカリウムなどの無機塩が豊富。栗の粉は、小麦粉の代用としてお菓子の材料にも最適ですね。
また、ピスタチオはたんぱく質、良質な脂肪分、銅、カリウム、鉄分が豊富。そのため、ピスタチオも即エネルギーとなる性質があります。緑色もお料理のアクセントになります。
アレルギーやカロリーは?
栄養学の専門家曰く「こうしたナッツ類の利点は私たちの健康に非常に有効ではあるが、アレルギーには注意が必要」だそう。
それでは、カロリーの摂りすぎに気をつけなくてはならない人はどうでしょうか。
専門家によると、ナッツ類には代謝を促進する繊維、ビタミン、タンパク質が豊富なため、極端な食べ過ぎにさえ気をつければ、カロリーについて神経質になる必要はないのだとか。
そのため、ダイエット中の人にもナッツ類の摂取は推奨されています。
購入の際に気をつけること
スナックとして常備しておきたいナッツ類ですが、価格はちょっとお高めですよね。
しかし「だからといって、安物買いは勧めない」と専門家は語ります。
購入の際のポイントは、塩分を含んでいないこと、亜硫酸塩などの防腐剤が含まれていないこと、トーストされていないことなど。つまり、ナチュラルなものが一番というわけです。
お徳用の大袋に入ったナッツ類は、衛生的にも注意が必要です。微生物やカビの危険を避けるためにも、少々価格は高くても品質の良いものを購入することが健康への近道なのだそうです。
参考:Mandorle per i muscoli e datteri spezza fame, i benefici della frutta secca delle Feste