コンビニレジ界の重鎮といえば、ホットショーケース。
そこには、肉まんやポテト、ホットドッグなど、きらめくお手軽フードが並んでいます。
その中でも、唐揚げやチキンに手を伸ばす事もしばしばあるかと思われます。
唐揚げやチキンを選ぶ際、飲み物はどうしていますか?
コーラやジュース、ビールなんかが王道でしょうか?
今回は、唐揚げに合うドリンクから、一緒に相性について考えてみましょう!
まず、味覚センサーで唐揚げを測定してみました。
唐揚げの特徴は、旨味と塩味が強いところにあります。
食べ合わせて美味しく感じるパターンの一つとして、互いの味が、互いに無い味を補い合う事で味が複雑化する、というものがあります。
このため、相性の良い飲み物は、旨味や塩味以外の味に特徴がある可能性が高いですね。
では、オレンジジュース、コーラ、ビール、コーヒーの味覚を見てみましょう。
オレンジジュースとコーラは、甘味と酸味が、ビールとコーヒーは、苦味と酸味に特徴がありました。
仮説通り、どちらも「旨味・塩味以外に特徴がある」という結果になりました!
唐揚げを食べた後の旨味と塩味が残っている舌に、甘味+酸味or苦味+酸味が注がれることで、口の中で混じり合い、複雑な味わいとなるのです。
普段何気なく飲み合わせているものにも、きちんと根拠があったのですね!
ちなみに、唐揚げのお供にオレンジジュースを選ぶときは、果汁100%などのきちんと酸味のあるタイプがおススメです!
皆さんも、唐揚げを食べるときは、味覚を意識しながら飲み物を選んでみてくださいね!
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