朝ごはんに重宝する、グラノーラ。
頭を働かせるエネルギーがきちんと取れて、ビタミンや食物繊維も豊富で健康的。
さらに、牛乳をかけてさっと食べるだけなので、時短にもなる!最高!
・・・ちょっと待ってください!
あなたは自分が何故、牛乳をかけるのか考えてみたことはありますか?
今回はそんな切り口でお話をします。
グラノーラには牛乳、これは鉄板です。
パッケージにも、牛乳をかけた時の栄養素が丁寧に載っています。
グラノーラ×牛乳は、もはや形式美の範疇…
否!ヒトは進歩を止めてはならぬ!
形式美への反逆として、我々はあえて、豆乳を選ぶッ!
こういった豆乳教からの圧力により、グラノーラに豆乳をかけたものを味覚センサーで分析し、反逆に加担することになりました。
果たして、豆乳は牛乳を打ち負かすことができるのでしょうか。
まず、味の構成要素、「甘味」「旨味」「塩味」「苦味」「酸味」を総合的に見てみましょう。
これを見る限り、両者にあまり違いはありません。
豆乳教、ショーック!
しかし、酸味によくよく注目してみますと、牛乳の方が強い結果となっています。
また、5つの味とは別に導きだしたまろやかさにおいては、豆乳の方がダントツでした。
これらから言えるのは、
完全に好みの問題、ということです。
しかし、同時に
牛乳はさっぱりとしたグラノーラが食べたい時に、
豆乳はマイルドなグラノーラが食べたい時に、
それぞれオススメできるということです!
今回の測定によって、やはり”グラノーラには牛乳”の形式美は不屈であるということ認めざるを得なくなってしまいました。
しかし同時に、気分次第で牛乳や豆乳を使い分けると、よりフレッシュな朝を迎えられそうということも分かりました。
今こそ、“グラノーラには牛乳”の定説を見直し、別の味わい方を追求してみるのもいいのかもしれません。
皆さんも、豆乳だけでなく、アーモンドミルクやココナッツミルクなど、色々試してみてくださいね!
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