Twitterのサービス開始からもうすぐ14年。YouTubeが15周年。Cookpadの開設からはゆうに20年以上。家庭で炊事を担当しているひとでネットでレシピを検索したことがない人は少ないでしょう。
SNSで流れてくる「かんたん!」「やばうま!」「爆速でなくなる!」などの言葉に煽らえて、 ネットで話題になったレシピを試したことがある方も多いのでは。
そう、ネットで話題になったレシピ”ねとめし”
古くはラピュタパン。
桃モッツァレラなどのおしゃれ系、 カマンベールチーズのベーコン巻など、味の暴力系や、水漬けパスタなどの技術系、 ごま油白だし系バターのいずれかいれれば美味しい系などなど。 (筆者の勝手な分類です)
流行したときはさんざん持ち上げられて、流行りが過ぎれば、過去のもの。寂しい話です。そこで、今回の記事は、昔流行ったレシピを今の技術で美味しさを解読しよう!という試みです。
「焼きヨーグルト」
ヨーグルトを焼くと、酸味が飛んでまるでモッツァレラチーズのようになるという夢のレシピでした。ヨーグルト以外の材料もいらないので、思い立ったときに試せるなかなか使いやすいレシピです。
ヨーグルトって、食べる習慣が無いと、微妙に余るんですよ。タンドリーチキンを作った余りでつくったりして便利なレシピでした。
作り方はかんたん。ヨーグルトを水切りして耐熱皿にいれ、170度のオーブンで30分焼き、冷蔵庫で冷やすだけ。
グーグルトレンドで調べると、2015年6月に最も検索件数が多くなっているので、このあたりで流行った模様。2014年10月に少し話題になって、翌年バズった形になります。2015年4月21日には宝島社ムック本『焼きヨーグルトレシピ』も発売されているくらいですから、なかなかの流行りようです。
あの頃つくった記憶がある方!モッツァレラチーズみたいで美味しかったですよね!焼きヨーグルト。その美味しさを見える化するために、味覚センサーレオでも調べてみました。
\じゃん/
なんと!基本5味の甘味塩味酸味苦味旨味の数値の描く図形がほぼ一致!!!バランスがかなり似ています。焼きヨーグルトは「ほぼモッツァレラチーズ」だということが判明しました。
あの人はいま!?というテンションで久々につくってみましたが、やっぱり美味しい!かんたん!ヘルシー!です。
グーグルトレンドのグラフを見る限り、流行が過ぎてからは、なかなか定番化までは至っていない模様。
ねとめし。流行っているときはワクワクしますが、時が過ぎれば忘れられてしまいます。ですが、焼きヨーグルトレシピすごいですよ!ほぼモッツァレラですもん。優秀なレシピはたまに思い出してあげてください。過去のレシピは宝の宝庫かもしれませんよ。