ソーシャルの氾濫で、世の中にはフォトジェニックな料理が急増しています。近年、その鮮やかな緑色からアボカドと抹茶が欧州でも大流行。また、オレンジ色の美しさから、ターメリックを使用する料理がインスタグラムにこぞって載せられたことも。
こうした色に飽きてしまった人々のあいだで、「ブラック・フード」「gosh food」と呼ばれる新たな食の色、「黒」が新たなブームになっているようです。
好奇心を掻き立てる「黒い食べ物」
黒の食べ物といえば、本来はオレオくらいしか存在していませんでした。しかし、ビスケットの中であの「黒」の存在感が抜群であったことを思えば、黒の食べ物の流行も当然かもしれません。
視覚的にインパクトが大きい「黒い料理」や「黒いお菓子」が今、大流行の兆しを見せているのです。
緑やオレンジならば、食材の推定を推定することはそれほど難しいことではないでしょう。しかし、「黒」の食べ物は「いったいどんな食材を使ったのか」という好奇心を、より掻き立てる要素があるようです。
また、なんでもないお菓子や料理でも、黒が強調されると妙にエレガントに見えるから不思議です。
黒い色の食べ物の隆盛は、2017年に食品未来学者モーゲイン・ゲイも予測していました。その予測が、見事に当たったことになります。
具体的にはどんな黒い食べ物が?
インパクトが強い黒の食べ物。それでは具体的にどんなものが世の中に出回っているのでしょう。
まずは、黒いトマト。
黒いモッツァレッラチーズに…
もはや珍しくもなくなった(?)真っ黒のパン。ちょっと炭に見えますね。
黒いラテ、カップチーノなど、とにかく黒尽くし。
View this post on Instagram
🥓☕️ 정신없는 하루 *_* #해리단길 #해리단길카페 #해운대카페 #브루커피 #브루라떼 #블랙라떼 #blacklatte #베이컨쿠키
黒い食材には栄養的なメリットも?
インスタ映えを目的としたさまざまな黒い食べ物ですが、実は栄養的に見て非常に効能が高いものもあります。
例えば、黒米や黒ニンジンなど。中国のピータンも、古い歴史を持つ高級食材で栄養面でも定評がありますね。
また、アイスクリームを黒くするために使われるココナッツ・アッシュも、その名の通りココナッツの殻を灰にしたもので、植物性の炭は血液をきれいにするともいわれています。
黒い食材のブームがいつまで続くのか、神のみぞ知るといったところ。しかし、これを機会に栄養価が高い黒の食材を知るのも、一興かもしれません。
関連記事:
オレのレオでオレオとレオレを分析した
お菓子の【焼き時間】はどのくらいがベスト?味覚センサーで検証
ベジタリアンの1/3が「酔っ払って肉を食べてしまった」という衝撃の事実